「うわぁミスった〜」火喰鳥を、喰う totechinsyanさんの映画レビュー(感想・評価)
うわぁミスった〜
僕の現実世界のあれこれを忘れるようなキッツイ映画を観たいなと思って、サスペンス作品セレクト。
ホントは別の作品を選ぼうとしていたのに、何故かこれ。
で、上映始まったら、ホラーだよ〜これ!
リングシリーズや『仄暗い水の底から』みたいなのが僕の恐怖の限界で、それ未満の映画しか観ないと心に誓ったのに、いきなり不気味な少女が出たんですもん。選択ミス!
必然の狭いアングルと急な大きな音にビビる2時間。
(僕は、音楽担当の富貴晴美さんの昔からのファンです。)
で、上映10分後には、劇場の外に出ようかとマジで考えたんだけど、心にダメージ与えそうな時は目を瞑り、耳を塞げばいいやと思い直し、時々ビクッとしながら観続けました。
でも、観ているうちに、お化けとかじゃなく、ちょっとSFチックなパラレルワールドな時空間超えストーリーであることに気づき、入り込みました。
入り込んで心が細くなり、久喜の久ってクだなぁ、襖の鳥の絵が九羽だなぁ、墓に刻まれた主人公と父親の享年が四だらけだなぁ、などと意味もなく不幸の印を探してしまって、完全にやられてしまいました。
目まぐるしく展開し、予想を裏切られ、推理なんかしようもないことを気づいたラストあたりで回収があるかと思ったらナッシング、謎を残したまま、そして不幸なまま終わりを迎え、おいおいと思ったら、続きを想起させるエンディング。また観させるのかよ、と。え〜、ずるいなぁ。
で、劇場を出て気持ちを変えようと回転寿司へ。
案内する機械から出た席の番号は13番。今日は金曜日。
早く帰って、今夜は家で寝てます。
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