劇場公開日 2025年4月4日

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「予告通りのバカ映画w主題歌「おんな鮫追節」は名曲!」松島トモ子 サメ遊戯 吹雪まんじゅうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5予告通りのバカ映画w主題歌「おんな鮫追節」は名曲!

2025年4月8日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

予告を何十回も観ていた(バカ)ので、酷い映画を観に行く覚悟は出来ていました。しかし、それでも観終えた直後の第一声は「ひっでぇ映画だなぁw」でした。それと同時に「面白かった!」とも思える不思議な映画でした。

本作を観るにあたって、予習として国産サメ映画「温泉シャーク」と、ブルース・リー主演「死亡遊戯」を観ていたわけですが、「死亡遊戯」に関しては主演よりそっくりさん(本作においてはヤングトモ子)の方が出演時間が長いというオマージュがありました。(パンフ参照)「温泉シャーク」との比較はスケールが違いすぎて予習の意味無し。強いて言うなら両作品ともクラファンによる資金調達があったことぐらいでしょうか。

さて、昨年「温泉シャーク」という国産サメ映画の名作が爆誕したおかげで、ハードルが上がったサメ映画界隈ですが、本作も別のベクトルにおける名作と言って良いのではないでしょうか。

まず、サメに足が生えている。普段からZ級サメ映画を観ている方々にとっては当たり前かも知れませんが、それを堂々とやってのけ、しかも作中で特に触れられることも無い。この振り切りっぷりが素晴らしい。着ぐるみのクオリティが非常に高く、スーツアクターが動きやすいように作られたとのこと。しかも3体も出てきてみんなかわいい!

ストーリーは異空間へ閉じ込められたトモ子がサメと戦いながら脱出を試みるというもの。バキ童が逃げ惑うシーンは尺稼ぎっぽいですが、それ以外はテンポ良く進み、見所も多かったです。歌あり豆知識あり、萩原明日香(アクションシーンのみ「アクショントモ子」として出演)のアクションはカッコよかったし、トモ子とサメのバトルはシュールで笑えました🤣低予算で馬鹿馬鹿しくも、観客を楽しませようとする姿勢が感じられる脚本でした。小さいスケールでどう見せるか。そこに「温泉シャーク」とは違った魅力がありました。

そして意外なことにこれ、ただのバカ映画で終わらない!トモ子の「銀幕へ返り咲く」という夢を語るインタビューで始まる本作は、トモ子の熱いメッセージを込めた作品でもあるのです。松島トモ子本人が語るシーンはなかなか心に沁みるものがありました。

これだけ褒めちぎっておいてなぜ星4.5なのか。普段の私なら星5ぐらい褒めてる。何故か。……ギャグが古すぎる…😅ジョニ男の親父ギャグにゆうぞうのモノマネ。主人公が松島トモ子本人ということもあり、ギャグも昭和に合わせたのでしょうね。よくわかんなかった(笑)でも、福田雄一監督のようなくどさは無く、あくまでテンポ良くギャグを連発していくのでストレスは無かったです。

ハチャメチャなストーリー、設定。シュールなバトル。馬鹿馬鹿しくも面白いアイデアに溢れた本作が、日本サメ映画界をさらに盛り上げてくれることを期待しています!

吹雪まんじゅう
ひろちゃんのカレシさんのコメント
2025年4月8日

こんばんは。
全く同感です。国産の酷い(←褒めてます)サメ映画といえば「ニンジャvsシャーク」という衝撃作がありましたねー。

ひろちゃんのカレシ