シカゴのレビュー・感想・評価
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レニー・ゼルヴィガー
このようなミュージカル風な映画を観たのは初めてだったが、とても楽しく観ることができた。
ストーリーの邪魔をせず、また展開を助けるミュージカル部分は見応えがあった。
レニー・ゼルヴィガーがとても良く、他の配役もピッタリだった。
面白いわ~。もっかい見たいわ~。
あ~。面白かった~。と言えるような映画。
この映画の良かったところを挙げようとすれば数知れない。
頭から離れないようなメロディーと爽快な歌詞、そしてダンス。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズのドスの効いた声がセクシーでかっこいい。
ミュージカルが好きな私にはすっかりお気に入りww
ミュージカルが好きな人は見て損はないと思います。
古典的ミュージカルの演出が趣味ではなかった
総合:60点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 50
ビジュアル: 65
音楽: 65
殺人を犯した二人の美女の、その後の判決を有利にするだけではなく、その後に有名になるための動きを面白おかしく描いたミュージカル。中心人物のレニー・ゼルウィガーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズの二人の、着飾って女を出しながら、殺人者なのにまるでスター気取りでマスコミや裁判を思い通りに転がしていくのが楽しい。要は女の戦いということだろうか。
でもミュージカルが好きでない私としては、監獄の中でも外でもやたらと踊るこのような演出はやはり好きではない。特に1920年代と時代の設定が古いこともあって、現代風に洗練されているとはいいつつも、古い音楽や踊りが趣味に合わなかった。よく練習されているのはわかるし質は高いのだが、別にこの時代風の芸能にもともと興味もない。だからこの作品の本来の見せ場の部分が、自分にとっては全然見せ場ではなかった。こういう古典的ミュージカルが好きな人には良いのでしょう。
オール・ザット・ジャズ!
最も好きなミュージカル映画の一つ。
ミュージカル映画と言うと、登場人物が突然歌って踊り出すが、ミュージカル・シーンが登場人物の空想シーンという構成がユニーク。
ミュージカル映画嫌いのほとんどの理由が登場人物が突然歌い出すからなので、それが苦手な人でも違和感なく見れる。
ミュージカル映画と言うと、愛を謳う作品が多いが、セクシーで退廃的なブラック・コメディ仕立てなのも面白い。
ある歌姫が居た。
歌姫に憧れる平凡な女が居た。
その平凡な女はひょんな事から殺人を犯してしまうが、悪徳弁護士の策略で、スキャンダルを逆手に取ってスターにのし上がっていく。
何とも皮肉の利いた内容。
しかし、その人気も長くは続かない。
ビリーの「もう一人のロキシーが現れたらすぐに忘れられる」という台詞が印象的で、この作品の全てを物語っている。
またそれは、芸能の世界で生きる全ての人々への痛烈なメッセージ。
特に一発屋芸人にとっては身につまされる台詞なのでは?(笑)
サントラも買って何度も聞いた。
名曲揃いだが、何と言っても、オール・ザット・ジャズ!(セル・ブロック・タンゴも捨てがたいが…)
キャサリン・ゼタ・ジョーンズのパワフルな歌とダンスは圧巻。最高のオープニングだ。
レニー・ゼルウィガーのマリリン・モンローを彷彿させるキュートな歌とダンスも必見。
歌もダンスも映画本編も最後まで飽きずに楽しめるザッツ・エンターテイメント!
オール・ザット・ジャズ!
オール・ザット・ジャズ「何でもあり!」
映画「シカゴ」(ロブ・マーシャル監督)から。
映画化しても、そのリズムやテンポは変わらないのだろう、
ミュージカルの魅力満載で、あっという間の時間だった。
その中で、ストーリーの最初に紹介された曲であり、
たぶん作品の根底に流れているテーマだろう、と観終わっても
フレーズが耳に残った曲「オール・ザット・ジャズ」。
『オール・ザット・ジャズ』(ALL THAT JAZZ)は、
1979年のアメリカ映画で、ボブ・フォッシーの自伝的作品だが、
私のメモは、その英語の翻訳「何でもあり!」が気に入った。
「愛人を射殺して刑務所に送られるが、そのスキャンダルを利用して
スターになろうとする、ロキシー」そのものが「何でもあり」だから。
そう言えば、現役の競走馬に「オールザットジャズ」という馬がいたはず。
勝つためには「何でもあり」で必死に走るという意味だろうか、
汚い手段さえ使わなければ、これを機会に応援しなくちゃなぁ。
P.S
もう1つ、使えそうなフレーズをお裾分け。(笑)
「お楽しみは長く、スカートは短く、ホットに行こう」
いろんな意味で、お金の臭いがしすぎる映画でした
「2002年オスカー作品賞受賞作」。
GWの日数を指で数えながら、あと一本足りないと気づき、店内を歩き回って歩いたあげくにこのキャッチに引っかかりレンタル。
題名がブロードウェイミュージカルで有名な作品は知っていたが、本作もまさかミュージカル仕立てだったとは。。。というのも、わたくしミュージカル大の苦手なのです。
ミュージカルはアメリカが築いた表現手法なのでしょうか?
本作のような善人が一人も出てこない映画は、逆にミュージカル仕立てにしたことで毒が緩和され、結果観ててそれほど疲れはしなかったです。
他人をだしぬき、色気を使って巻き込み、時には昨日の敵を味方につけるというそれはまぁ名声とお金のためならなんでもありなショービジネスでサバイバルする人々が描かれているわけです。
こんな題材だからやはり観る人を選ぶ映画であります。2002年って言えばアフガン侵攻とかイラク戦争があった時期ですよね。そんなご時世では、アメリカ社会というものは、どこかで自己正当化できるようなメッセージを探していたのでしょうか。観悪的な世界を描きつつも、そこに生きる人々の力強さを伝えたかったのだと勝手に想像します。
大統領が変わった今になって観ると、こんな映画を一生懸命作ったことに笑ってしまうんだけどもね。キャサリン・ゼタ・ジョーンズはきっと素で演技していたのでしょうが、レニー・ゼルウィガーの悪女ぶりには失望。演技がってことではないのです。ただ、そういった経歴のつくりかたに正体不明な「お前もかよ」って言葉が、観ている間ずっと頭にこだましていました。
大袈裟にしている割には、メッセージ性が薄い作品でした。
本作の製作にかかわったすべての方に、お疲れ様でしたと言いたいです。
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