「そう言えば三谷幸喜監督って、」シカゴ 作務衣もんさんの映画レビュー(感想・評価)
そう言えば三谷幸喜監督って、
舞台シーンは流石の一言!
可笑しくておかしいミュージカルコメディの超有名作品!!
正確にはコメディではないのかも
でも、そのくらい緩く見ないと物語に納得感が持てなかったのも確かだ
舞台は90年代前期のシカゴ
スターを夢見るロキシーは激情に駆られた殺人で拘置所に入れられてしまう
だが彼女はそれで絶望してしまうような人間ではない
この事件を踏み台にスターの座を奪い取ると決意するのだった・・・
音楽劇ではなくハッキリとミュージカルと言えるくらい歌いっぱなしの今作
それでいて主人公のロキシー、弁護士のフリン、ライバル(?)のヴェルマやサブキャラの看守長に至るまでしっかりキャラ立ちしてるのがすごい
フリンを演じるリチャード・ギアはどことなく井上順に見えてくる
映画『ラヂオの時間』のイメージからだろうか
思えば『ラヂオ〜』の三谷幸喜監督は『シカゴ』からの影響も公言していた
今作の象徴でもある階段は『スオミの話をしよう』で出てくるし、EDロールへの入り方も三谷映画を思い出す
三谷映画くらいカジュアルにミュージカル映画を楽しみたいときにオススメの一本だ
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