「古典的ミュージカルの演出が趣味ではなかった」シカゴ Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
古典的ミュージカルの演出が趣味ではなかった
総合:60点
ストーリー: 65
キャスト: 75
演出: 50
ビジュアル: 65
音楽: 65
殺人を犯した二人の美女の、その後の判決を有利にするだけではなく、その後に有名になるための動きを面白おかしく描いたミュージカル。中心人物のレニー・ゼルウィガーとキャサリン・ゼタ=ジョーンズの二人の、着飾って女を出しながら、殺人者なのにまるでスター気取りでマスコミや裁判を思い通りに転がしていくのが楽しい。要は女の戦いということだろうか。
でもミュージカルが好きでない私としては、監獄の中でも外でもやたらと踊るこのような演出はやはり好きではない。特に1920年代と時代の設定が古いこともあって、現代風に洗練されているとはいいつつも、古い音楽や踊りが趣味に合わなかった。よく練習されているのはわかるし質は高いのだが、別にこの時代風の芸能にもともと興味もない。だからこの作品の本来の見せ場の部分が、自分にとっては全然見せ場ではなかった。こういう古典的ミュージカルが好きな人には良いのでしょう。
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