「All That Jazz!!!」シカゴ ストレンジラヴ氏さんの映画レビュー(感想・評価)
All That Jazz!!!
「2週間も経てば誰も君のことなんか気にも留めなくなるさ、それがシカゴという街なのだから!」
公開20周年記念シネマオーケストラとして鑑賞(於東京国際フォーラム)。
とても幸せ。こんな映画経験、人生であと何度体験できるだろうか...
長い間観よう観ようと思って積み続けていたこの作品。
シネマオーケストラとして観られたことは本当に幸運だった。
もうね、清々しいくらいクズとバカしか出てこない。
でも世の中って、自分も含めて所詮そんなもん。
レネー・ゼルウィガー、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、リチャード・ギア...やっぱりスターは自分の魅せ方を分かっているよね。
特にずば抜けていたのはレネー・ゼルウィガー。何なんだろうね?(失礼を承知で言うと)別に取り立てて美人ではないじゃないですか。でもこの作品では彼女のことをずっと追いかけてしまうんですよ。こういうことはね、魅せ方をしっかり理解していないと到底できないと思うんです。
そしてシネマオーケストラならではだったのは、終盤に近づくにつれオーケストラの皆さんが活き活きしてきたこと。そりゃあこんな演奏できるんだから音楽家冥利に尽きるでしょうね。
今後50年経てば全てが変わるかもしれない。でもとても幸せ...今はね。
ボードヴィルかくあるべし。それでこそ...All That Jazz!!!
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