劇場公開日 2025年6月20日

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ルノワールのレビュー・感想・評価

全209件中、81~100件目を表示

3.5純粋さと危うさの共存

2025年6月29日
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さくら

4.0描写の力

2025年6月29日
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Scott

4.5哀しいを知り、大人になる

2025年6月29日
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知的

幸せ

日常に潜む数多な哀しみ。どうしようもない大人たちを通して、成長していく11歳。涙の重さを知った時、人生は輝きだす。

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DnaH

3.0徒然なるままに‼️❓よじれた心のちびまる子ちゃん‼️❓

2025年6月29日
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多分、前作で外国の高評価を得て、今回、狙いすぎて自爆したんでしょうね。題名からして空回りしてる、内容では、友達の親の不倫暴いて、離れ離れだけど、友情のかけらも無いほど無情。旦那が死んだ女性との交流でも感情の揺れすら無い。スカしてるんだか、心に蓋をしてるんだか、何も伝わらない、ファンタジーの上滑りのような気がする。伝言電話みたいなことが四十年前にあるのだろうか、大学生との交流も性的なものなのか、それとも何か深いものがあるのか。キャストが凄いだけに期待値が高いままエンドロール、アバンギャルドでメタファーに富んでるとゆうことで、評価は保留します、よく考えることにします、ごめんなさい。

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アサシン5

4.0ただ一人、いつまでも生きていてほしいと願う人

2025年6月29日
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オープニングから衝撃的な展開で始まるのは、早川千絵監督の前作『PLAN 75』と同様。

映画全体を通して説明は最小限に抑えられているが、観客がその意味を想像できるよう巧みに作られており、個人的には好みの作り。

舞台は昭和末期だが、女子たちが黒魔術に夢中になる様子を観ていて、かつて流行した「こっくりさん」を思い出した。

予告編を見た際、「“哀しみ”を知り、少女は大人になる」というメッセージから、2015年のピクサーアニメ『インサイド・ヘッド』と類似したメッセージを感じた。
しかし、実際に鑑賞してみると、その印象は異なっていた。
『インサイド・ヘッド』が「哀しみ」の必要性を描く一方で、本作は少女が「哀しみ」を初めて知るまでの過程を描いていた。

本作には、大きく分けて二つのテーマがあると感じた。

一つ目は、『PLAN 75』でも描かれた「年寄りは早く世の中から消えてほしい」という世間の風潮について。

リリー・フランキー演じる主人公フキの父親は、末期癌を患いながらも生きることを決して諦めない。
あらゆる治療法を試し、闘病中でありながらも仕事に励み、社会復帰を諦めていない。
しかし、映画が進むにつれて、周囲の人々の思惑が異なることが明らかになる。
妻や仕事の同僚からは表面上は励まされているものの、その内心では見捨てられていることが見て取れる。
この事実が判明してからは、父親の必死に抗う姿がより一層切なく胸に迫る。

そのような周囲の人々の思惑とは裏腹に、フキだけは言葉にはせずとも、父親にいつまでも生きていてほしいと心から願っていることが伝わってくる。
暇を見つけては病室へ赴き、父親に寄り添うフキ。
ある時、父親が急遽自宅に立ち寄ることになり、部屋の明かりをつけた際に壁に吊るされた喪服を見て愕然とする。
その様子に気づいたフキが、そっと部屋の明かりを消す場面では、思わず胸が締め付けられた。

フキと父親が遊園地で過ごす場面で、父親が一人ベンチでぐったりしていると、数名の若者が父親をからかい始める。
この光景は、2021年の西川美和監督作『すばらしき世界』に登場する、介護職員が患者を陰で嘲笑する戦慄の場面を彷彿とさせた。
その時、フキが取った行動には「いいぞ、もっとやれ!」と心の中で喝采を送ってしまった。

もう一つのテーマは「小児性愛」について。

河合優実は『PLAN 75』でも印象的な脇役を演じていたが、本作でも前作とは全く異なる雰囲気で登場。
彼女の登場シーンは短いながらも、この映画では珍しく長台詞があり、彼女の台詞を要約すると「どんなに愛する夫であっても、小児性愛者と判明したら、気持ち悪くて無理」というもの。
今年公開の『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』でも河合優実の長台詞は出てくるが、社会的メッセージとしてはこちらの方が強烈。

舞台が昭和末期のため、出会い系アプリの代わりに伝言ダイヤルが登場。
フキが興味本位で吹き込んだ「小5…」という短いメッセージに男が食らいついてくる様子は、2021年にチェコで制作された衝撃的なドキュメンタリー『SNS 少女たちの10日間』を想起した。

近年、未成年の少女を自宅に連れ込み逮捕される男のニュースを頻繁に目にするが、本作の後半の展開はまさにそれを映像化。
そうしたニュースが報じられた際のヤフコメを閲覧すると、男側に言及する意見は少なく、大半が少女やその親を非難する内容ばかりであることに、毎回驚きを禁じ得ない。
そのたびに、「本来ならば男側が大問題であるはずなのに、なぜこれほどまでに男側に甘いのか」と感じてしまう。
「おそらく、ヤフコメに書き込む層の中には、少女を自宅に連れ込みたいと考える人々が多いのだろう」と勝手に推察。
被害女性やその親を非難する人々は、この映画の後半の展開を観ても、被害者側を叩こうとするのだろうか?

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おきらく

3.5タイトル通り

2025年6月29日
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幸せ

癒される

『ルノワール』を観ていると、2022年公開の『こちらあみ子』がふと頭に浮かんだ。
どちらも、普通とは少し違う感覚を持った少女の視点から世界を見つめている。
言葉や感情を大げさに説明することはなく、映像や音の中に少女の内面を静かに映し出している。

この2作品に共通しているのは、少女たちの「世界の見え方の違い」を欠点や悲しみとしてではなく、もう一つの大切な視点として描いていることだ。
普通とは違うからといって劣っているわけではなく、その違いこそが彼女たちの世界を豊かにしている。
その静かな優しさや誠実さが、観た後に心にじんわりと残り、軽くなるような感覚をもたらしてくれる。

『ルノワール』には派手な展開や劇的な出来事はほとんどない。
しかし少女の視線を通して、世界の輪郭が揺らぎ、観ているこちらの心の中にある何かと静かに出会わせてくれる。
それはまるで、澱んでいた水が少しずつ澄んでいくように、自然と心が癒されていく感覚だ。

この映画は、誰かと感想を語り合うためのものではなく、ひとり静かに見つめて、自分の中にあるもやもや、よごれにそっと触れる時間をくれる。
だからこそ、個人的には一人で鑑賞されることを勧めたい。

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ジユージン

3.5歯磨きこわい

2025年6月29日
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受験生の彼の家で、彼の母が来ちゃうところ、受験生視点で一緒にドキドキさせるのって良いのか?とは思う。

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aioi

3.5フランス映画みたいな

2025年6月28日
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悲しい

単純

カワイイ

たんたんと少女の日常。妄想気味だったり、危うさみたいなものもリアル。1980年代後半のという設定だそうで、途中までは気が付かなかったけど。今ではありえないようなことも。
伝言ダイヤルって、、、どんな仕組みよ?
主人公同年代だけど分からんかった。

ただ、日常をたんたんとがフランス映画みたいなので少し退屈。もう少し非現実的な展開を求めてしまった。
11歳の親役にしてはちょっと歳上すぎるかな。どちらかと言えば、若いおじいちゃんおばあちゃんという感じかな。気になって何かあるのかと思ってしまった。

妄想好きな子供ではあるけど、少しだけ性を感じさせる演出は良かった。

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だるまん

3.0本作の直後に見た映画とほぼ同じ感想に……

2025年6月28日
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映画としてのルックは素晴らしいし、役者陣もみな好演。描かれているメッセージも濃厚で最後まで退屈することなく、しっかり鑑賞しました。

じゃあ、好きかと聞かれたらNoです。
知り合いに勧めるか?と聞かれてもNo。
すごく面白かったというわけではない。

上映中はそこそこ楽しんだけど、お話そのものには首を傾げるシーンも多く、極端な説明の省略によって、具体的な感想がほとんど出てこない、という稀有な作品です。

文字にしてみると本作の直後に見た「メガロポリス」と完全に同じになります。全然違う映画なのに。

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よして

4.0断片的な場面場面の表現がすごく印象的

2025年6月28日
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幸せ

癒される

ひとつの家族の3人に起きて行く、いくつかの断片的な出来事。 まるでいい夢の様に、時に欲望のままに流されるように、絡みついて行く感じでした。 そんな奇妙な感覚の中でも、まるで自分にも記憶にある嬉しかったり、後悔の過去を思い出させました。 どの場面もどこか家族の優しさが溢れていました。
そして個人的には短時間でしたが、河合優実さんの強烈な場面が記憶に残りました。 最後にほんのひとときでの出来ことではありながら、少女の大きな成長が映像から滲み出ていました。

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kenwoods

4.050年近くも埋もれていた記憶を刺激されました

2025年6月28日
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積極的に観ようとした理由は河合優実さんの出演作だから。短い時間でもいつものように、しっかりと存在感を発揮してくれていました。
河合さんからどんな台詞がどんな表情と声色とテンポで産み落とされるのかを観るのが、ここのところの大きな楽しみの一つです(今期の朝ドラも蘭子の登場をいつも心待ちにしています)

で、「ルノアール」。
フキちゃんを演じた主演の鈴木唯さんの演技の素晴らしさは言わずもがな。こういう子をオーディションでしっかり射止めた制作サイドにも拍手です。
でも物語に関しては、刺さらない人にはまったく刺さらないんだろうな、とは思いました。

自分にとっては…課題の作文には嘘の物語。聞こえてくる会話を聞こえていない、関心がない、理解できないかのように振る舞いながら実はしっかり聴いていて覗き見る大人の世界。思いがけず家から遠く離れた場所に行き、一人で長い時間をかけて家に帰り着く…など、自分の子ども時代の記憶と重なるシーンが多くあって、50年近くも埋もれていた記憶をぐぐぐっと刺激される映画でした。

ただ、この手の物語にたくさん刺されすぎてしまって、不感症気味になっている身には、もう少し何かが足りない気がしました。フキちゃんと両親それぞれとの関係がとても健全な感じがして、もう少し歪みがほしかったとか?(両親との距離感はまさに昭和だとも思うし、健全な関係だからこそ怖いもの知らずの伸びやかな想像力が発揮されている気もするけど…)

好きな人目当ての夢いっぱいの恋物語もいいけど、まだ感性が鋭い若い子にこそこういう映画を観てほしいと思うのです。中高生が観たら5人に1人、少なくとも10人に1人くらいは心の隅にずっと残る映画なんじゃないかと思います。(河合優実さん目当てで観に行ったお前が言うな)

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たずー

4.0相米慎二の「お引越し」の影響は大で、ある意味臆面もなく「お引越し」の構成を踏襲している。

2025年6月28日
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泣ける

笑える

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mac-in

4.5女の子ばかり見詰めていた

2025年6月28日
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嫌なことすら受け入れてしまう子
返事は良くて、できることをする子
死にかけていく父、落ち着けない母
好奇心の塊で、小児性欲者とのやりとりは本当にハラハラする
遠くに放り出され雨に打たれ、助けてくれた男が優しい父で良かった
女の子の想いは限りない
そして解かれた母と楽しくする姿にほっとする

喪服に死を突きつけられた父は致し方ないのだろうが、哀しい

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すぅ

5.0一粒の涙

2025年6月28日
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泣ける

幸せ

癒される

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リコ

3.5万人が理解出来る題材ではないけれど

2025年6月28日
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同監督のPLAN75が私にはとても良かったので、この作品も観たいと思った。
女の子が主人公、ということ以外あまり内容を調べずに鑑賞。映像のテイストや流れる空気感、台詞で説明をするのではなく空気を撮影している感じが前作と共通していて、色々考えながら観られて面白かった。こう言っては何だが、この作品男性には理解難しいのでは。好奇心旺盛で感覚が鋭い女の子は大人が思う以上に色々見えているものだ。しかも昭和の小学生ならではの設定もあり、万人が理解出来る題材ではないかもしれない。空想と現実と夢のシーンを繋いで描いていて最初はあれ?と思うが徐々に慣れてくる、フキの思考が映像化され、いくつかのエピソードが流れていて徐々に話が紡がれる形、この描き方の力量は見事。少なくても私はこの映像に共感し小学生の頃の感覚を思い出して苦笑いした。
一つだけ、昭和〜平成頃の話ならパワハラを会社に指摘されそのための研修を受けるってまだ無い時代かと。お母さんのキャラクターは理解出来るので、集団カウンセリングの理由はもうちょっと違うものでも良かったかも。
全編通してノスタルジックな風景がとても印象的だった。

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まっちゃまる

2.5“哀しい”のは誰か?

2025年6月27日
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悲しい

難しい

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Dokko

4.0悲しみの側面だけじゃない「死」を考えさせられる作品。

2025年6月27日
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感想を言葉に出来ない。なんとも言えない。
ただ確かに感じるものがある。そんな作品。

上映後、心に残るもの。

•死について理解することは出来ない。
•死とはひとりではなく、周りを巻き込む。
•死んだら終わりではなく、死んでも続く。

悲しみの側面だけじゃない「死」を考えさせられる作品。

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モトコ

2.5無垢と闇とノスタルジー

2025年6月27日
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知的

難しい

斬新

カンヌもの、ということで期待半分で見たものの、なかなか評価が難しい作品だった。

時代設定が80年代後半の地方都市ということで、自分と同年代かやや上。キャンプファイアーでライディーンを踊っちゃうあたり異質さよりも懐かしさが上回ってしまった。終始それが発生してしまい痛々しさや恥ずかしさが漂う。
これがまったく違う国の違う時代の世相を表現しているものならば、より人々の無意識に滲み出る闇の部分や、子どもの無垢さが際立ったのではないかなと思われる。
つまり、ごく少数の人々を除けば、1980年後半の小学生から見た世界は異質で奇妙だったわけだ。

光の捉え方や映像美・空気感の表現は独特なものがあって良かったと思う。整音も良かったと思う。生活音とセリフのバランスが良く、メリハリがあった。
役者陣はさすがなもので、主人公の女の子の存在感はすばらしかった。

強いて言えばもう少し詩的な演出や構成があっても良かったのでは、とも思う。

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nasuca

2.0LIFE

2025年6月27日
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ブレミンガー
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