「子供の目線」ルノワール nahahaさんの映画レビュー(感想・評価)
子供の目線
観る人を選ぶ映画。
「PLAN75」は高齢化社会という社会的な問題が大きなテーマになっていた分、ある意味非常にわかりやすい映画だったのかもしれない。
今回は、分かりやすいテーマ性が取り払われて、この監督の本性がいよいよ牙を剥いたな、と戦慄すら覚えた。例えとして不適切かもしれないが、「PLAN75」のラストシーンを延々と見せられているような感覚に陥った。
舞台が80年代なのも相まって、自らの子供時代を鮮烈に呼び起こされると共に、この頃の感覚を今まで忘れていたと、強烈な懐かしさに襲われる。
この感覚を共有できるかどうかが、この映画の評価の分かれ目かも知れない。
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