劇場公開日 2025年6月20日

「万人が理解出来る題材ではないけれど」ルノワール まっちゃまるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5万人が理解出来る題材ではないけれど

2025年6月28日
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鑑賞方法:映画館

同監督のPLAN75が私にはとても良かったので、この作品も観たいと思った。
女の子が主人公、ということ以外あまり内容を調べずに鑑賞。映像のテイストや流れる空気感、台詞で説明をするのではなく空気を撮影している感じが前作と共通していて、色々考えながら観られて面白かった。こう言っては何だが、この作品男性には理解難しいのでは。好奇心旺盛で感覚が鋭い女の子は大人が思う以上に色々見えているものだ。しかも昭和の小学生ならではの設定もあり、万人が理解出来る題材ではないかもしれない。空想と現実と夢のシーンを繋いで描いていて最初はあれ?と思うが徐々に慣れてくる、フキの思考が映像化され、いくつかのエピソードが流れていて徐々に話が紡がれる形、この描き方の力量は見事。少なくても私はこの映像に共感し小学生の頃の感覚を思い出して苦笑いした。
一つだけ、昭和〜平成頃の話ならパワハラを会社に指摘されそのための研修を受けるってまだ無い時代かと。お母さんのキャラクターは理解出来るので、集団カウンセリングの理由はもうちょっと違うものでも良かったかも。
全編通してノスタルジックな風景がとても印象的だった。

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まっちゃまる
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