「壊れ切った家族像」ルノワール コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
壊れ切った家族像
出てくるキャラが、全員コミニュケーション能力が「壊れている」上に、根底が邪悪。
主役の小学生の女の子は歪みきった承認欲求に支配され、「もし自分が死んだら」「死んだ私の身体を見て欲しい」しか考えておらず、しかも時はオカルトブームで超能力や新興宗教に抵抗なく受け入れ、伝言ダイヤルにハマり、そこで知り合った犯す気満々のペド大学生と無警戒に遊びに行く……
キャリアウーマンだが、仕事が出来ない人間の気持ちが分からずナチュラルにパワハラする母親。
末期癌で、知識欲に偏りすぎて、未承認の薬を試したいと医者に詰め寄りすぎて、医者から疎まれる父親。
ここまで壊れ切った家族像は初めてで、むしろドン引きした。
瞬間瞬間の画(え)はすごかったが、これ映画として楽しいのかな?という疑問が拭えなかった。
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