劇場公開日 2025年6月20日

「フキちゃん危機一髪」ルノワール ひろ702さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0フキちゃん危機一髪

2025年6月25日
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鑑賞方法:映画館

ドキドキ

カワイイ

フキちゃんとは鈴木唯さんという11歳の子役が演じるこの映画のヒロイン。リリーフランキーさん扮する末期ガンの父、石田ひかりさん扮する今で言うパワハラで「研修」を命じられた母とのひと夏の物語。
最近自分の観る映画は「壊れていく女子」を鑑賞することが多いが(悪趣味)この映画も正にそれ。(母娘ともども)フキちゃんとお母さんとお父さんのエピソードが時系列プラス、フキちゃんの妄想?が展開していく。
鑑賞者によってどのエピソードが刺さったかは違いがあると思いますが私は二つ挙げておきます。
一つ目はやはり坂東龍汰さん扮する薫とフキちゃんとのエピソードです。監督さんはギリギリのところを攻めていますね。本当に危機一髪、壊れていくどころか物理的に壊されてしまう(笑)私はこの時代、小学校高学年の担任でしたが、タイムスリップして夏休み前にこの場面を見せたい(勿論反面教師として)
もうひとつは夏休みが明けてからフキちゃんが通っている英語塾の外国人女性の先生とのやりとりです。フキちゃんが先生の質問に答えると先生は大粒の涙を流します。ネタバレになるのでこれ以上はいいませんが、この先生の感性こそ「まともな」「普通」の感性だと私は思うのでフキちゃんがその方向に成長して欲しいと思いました。

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ひろ702
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