フェイクアウト!のレビュー・感想・評価
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FAKE BOTTOM
藤原書記を怪演した浅川梨奈(ポスターは上白石萌歌に見えたけど)の眼鏡メイド姿を目当てに鑑賞。
いや、普通に騙し合いものが好きなんですけど。
ほぼ前置きなしに本題に入り、序盤のテンポは良好。
しかし2,000万の借金に対し100万の報酬で「返すアテはある」ってどういうこと?
何か仕掛けがあるかと思えば最後まで分からず仕舞い。
はじめから釣り上げるつもりとしても、20倍は無謀すぎ。
途中で本当の借金は300万だと明かされるが、誠人は知らないし、それでも足りないし…
警察が大っぴらに動きすぎのため、偽物であることとそれを呼んだ人物との繋がりはすぐ読めた。
とはいえこういう作品は最後に全部繋がった上で綺麗に騙されるのが醍醐味。
まだ種蒔き段階だろう…なんて思ってたら、浅川梨奈パートから急に漫画チックになって作風ごとガラッと変わる。
まぁ別に本格的な内容とも思ってなかったので、切り替えて楽しむぶんには支障ナシ。
しかしここからが半端に複雑な上に間延びしてしまい、また強キャラ臭が強過ぎて“勝者”が読めてしまう。
これで最後に誠人が、あるいは議員秘書が、など意外な人物がニヤリしてくれればよかったのだが…
色々あるけど、誠人が警察呼ぶのを拒んで飛び出してたら、詐欺グループはどうしたんだろ。
プロポーズさせるために清美は文字通り相当カラダ張ったのだろうけど、それ、全然必須じゃないよね。
矢柴さんとの関係も結局なんだったんだろ。
よく見るけど、引鉄を引く一瞬を惜しんで相手を見逃す殺し屋って違和感ある。
ラストも“死神”倒したからって誠人の容疑が晴れる材料は一つも出てきてないんだよなぁ。
つまらなくはないし、ノリ自体は楽しめたのだけど、肝心の“やられた感”が無いのが残念。
それにしても嗄れ声が多過ぎないか。
羅生門スタイルが好きかも
とにかく普通に借金返済で警備員の男が〜と言うだけで話が進んでもスリリングに作れますって思ったら、羅生門スタイルで視点が変わって話が進むとあれよあれよと進む方向が変化してゆき、どんどんスリリングになって、妹に化けるユイ(同じ名前)の殺し屋の仇討ちの話になって、ラストはちゃんちゃんする話。
スピード感もあったし、浅川梨奈のキャラが良かった。とにかくあれよあれよと展開変化が私は好きなのかも。羅生門スタイルが嫌いって人以外には勧めます。
公式が大袈裟なだけ
凄まじくつまらなくて、何度も寝落ちしそうになりました。
ファンですら観るのキツいレベル。
この騙し合いの渦から抜け出せるのか?って公式サイトに書いてあるが渦ってほどでもない。
だって主人公、早々に退場しますし。
そしてAIを題材とも書いているけれども、盗まれるのがAIプログラムであるだけ&取ってつけたような「こりゃAIに仕事奪われるなぁ」とある人物が言う狙撃シーンくらい。
話のスタイルとしては人物Aの時間軸→ある時間に戻って人物Bの時間軸…といった進み方で、それが何度も繰り返されます。
たいしたスピード感もなく、まーたこの退屈タイムが始まるのか状態です。
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