「最近のリンクレーター、路線変えた?」Blue Moon ゆーきちさんの映画レビュー(感想・評価)
最近のリンクレーター、路線変えた?
ジャンルとしてコメディ、ドラマ、ロマンス…とあったので、割と大好物路線、そりゃ観たい!となった作品です。
監督はリチャード・リンクレーター、主演イーサン・ホーク、助演アンドリュー・スコット…こりゃ楽しみ…。
IMDb 評価7.3/10とまずまずですが、評論家ウケがかなりいい作品です。
リチャード・ロジャースと共にロジャース&ハートとしてブロードウェイで作曲活動をしていた、ロレンツハートの伝記物で、彼は「ブルー・ムーン」、「ザ・レディ・イズ・ア・トランプ」、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」などの著名な楽曲の作詞家として知られています。
一つのセットで、その夜の約1時間の即興的な時間内に展開する内容で、本作はアイルランドのダブリンで撮影された会話劇…。仕事終わりには正直、眠気が避けられない内容でした。
ただ、チビな薄毛を演じたイーサン・ホークは、ローレンツ・ハートの禿げた頭に合わせて、本物に寄せるために、頭の一部を剃ったそうです。
ちなみにローレンツ・ハートは身長約152cm未満と伝えられていますが、イーサン・ホークは約180cmなので、映画では強制遠近法、特大セット、カメラアングルの調整、衣装の工夫を用いてホークを低く見せ、ハートの体格に近づけているそうです。…全くイーサン・ホークに見えなかった!
多くの批評家がこうした明らかな効果が気になり、それが映画の他の部分に集中する妨げとなっているとあり、だから私も集中出来なかったのかーと納得しましたw。
それにしてもヒロインのエリザベス役のマーガレット・クアリー(何て発音するのかな?)の美しさは異次元!色んな美しい女優さんを見てきましたが、こりゃ男性陣がボーっと見惚れるのもわかる!美し過ぎて発光してましたからw。
とはいえ、こういう音楽は詳しくないので、いまいち入り込めず、もうちょっとドラマチックだといいなと思いました。
