「ある時代を生ききった一人の女性の足跡」リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界 さとうきびさんの映画レビュー(感想・評価)
ある時代を生ききった一人の女性の足跡
「ヒトラーの浴室の写真」という予告編のコピーがよく分からなくて気になりました。
リー・ミラーという写真家を全く知らなかったので興味深く鑑賞しました。
映画は欧州戦争中の取材を中心としており、モデル時代、戦後の活動についてはなにも情報がなかったので鑑賞後にちょっと調べてみましたが
写真家としては目立った活動はされていないようです。
古色あふれるカメラを両手に(あのカメラで構図が決められることに驚きです!)不屈のバイタリティで4年にわたり欧州戦線を駆け回る主人公をケイト・ウィンスレットが熱演。
もともとふくよか気味の方でしたが、更に体格が良くなったなぁなどと邪念を持ちつつ迫真の演技に引き込まれました。
彼女の闘志、友情、挑戦、挫折、衝撃、愛、そして悲しみ…
2時間の映画で見事に描き出されていました。
脇役である雑誌編集長(?)の女性が、私の目にはとても魅力的に映りました。
地味な内容かもしれません。
けれど、ある時代を生ききった一人の女性の足跡を是非スクリーンの上で辿ってみてください。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。