「懐抱と宿福」解放 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
懐抱と宿福
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短編、モノクロ、台詞なし、そしてパフォーマンスと合わせて完成…粗筋を読んでもアート系の香り。
迷った末に、芋生悠の登壇に押されて観賞。
結果としては、やっぱり難しかったです。笑
小川未祐の存在や解放のきっかけが、深層心理のような内的なものか、大自然のような外的なものかも曖昧。
(恐らく前者なんだろうけど)
冒頭で刷毛を走らせる音が画とズレてる気がしたり、手を洗う音が複数の小石を擦り合わせたものに聞こえたり。
音響にはかなり拘ってそうに見えたし、気のせいなのか狙いがあるのか…
最後はでっかいキャンバスに、(それまで黒だったのが)白を塗り始める。
これはなんとなく分かる気がするのに、その後に、岩。
エンドロールが流れるまでにも間があるし、ポスターにも写ってるから重要なモチーフなのだろうか。
終映後のパフォーマンスは芋生悠による朗読。
これに価値がないとは言わないけど、ダンスか何かだと思ってたので生である意味が薄く感じた。
髪が短くなってたこともあり、劇中と同一存在でいいのかも迷ってしまう。
舞台挨拶は、ゲストが小沢まゆだったこともあってか半分くらい復興支援活動について。
芋生悠の芝居は好きだけど、監督としては保留かな。
劇音楽を小川未祐が、サウンドデザインを演者の2人がやってるのは素直に凄いと思う。
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