「当然ながらシリーズ化を希望」レッド・ツェッペリン ビカミング 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
当然ながらシリーズ化を希望
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ジョン・ボーナムの貴重なインタビューのおかげで、メンバーそれぞれの音楽的背景からツエッペリンに迫ることができた、非常に興味ふかいドキュメンタリー。ただメンバー公認ということもあってか、基本的には本人たちが踏み込んでいいと決めた範囲内ではあるというか、あくまでも偉業にまつまる物語であって、恥を晒す姿勢が見えては来ない物足りなさはある。でもまあ、全然知らなかった「ゴールドフィンガー」のエピソードであるとか、そういう過去も当然だよなあと思わせるミュージシャンとしての説得力とか、IMAXの音響で聴くことができた演奏の興奮とか、やっぱり高揚は抑えられない。とりあえずこの映画を観に行った誰もが3枚目以降の話も聴かせてくれよと思っているだろうし、なんならちゃんと『イン・スルー・ジ・アウト・ドア』の舞台裏まで語ってほしいし、ツェッペリンには今聴いてもちょっと戸惑ってしまうような曲や演奏もあるので、その辺のことにも踏み込んでほしい。なのでシリーズ化希望です。
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