「本当に脚本がうまい。」秋が来るとき manabuさんの映画レビュー(感想・評価)
本当に脚本がうまい。
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ミシェルとヴァレリーの間の「許せない」ほどの確執があり、悲しいかな、どうにもならない。
ヴァンサン(親友の息子)は、ミシェルの絶望を救うため(=ルカを取り戻すため)に行動を起こした。
ルカ(孫)は、祖母のついた「嘘」が、自分たち(ミシェルとルカ)が共に生きるために必要なものであることを受け入れる。
ミシェル、ヴァレリー、ルカの共犯関係がなんとも切ない。
けれど、最終的に「罪(嘘)」のすべてを受け入れ、心の平安(あるいは娘との和解)を得て安らかに、人生の「秋」を終える。
ブルゴーニュの美しい秋が彼らを包み込み、印象深い作品でした。
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