「ワンコ可愛い、でも困った」犬の裁判 えふいーねこさんの映画レビュー(感想・評価)
ワンコ可愛い、でも困った
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かわいらしいポスターに惹かれて、いそいそと劇場へ。こちとら犬猫の出てくる映画には目がない、の、ですが、宣伝ではコメディとあったけどなんか笑えない…見てて困ってきてしまいました。
実話がベースということで、ほんとの話ならまぁしかたないと思いつつ、人間のジェンダー問題を犬にまで広げるのはどうなの、とか唐突なエロ展開いらん、とか要は乗れませんでした。乗れないコメディほど見てて辛いもんは無い。
ワンコの可愛さが救いでひたすらワンコを見つめてて、それも結局ラストの辛さを増幅することに。
「コメディですよ」と書いてあるハシゴをどんどん(首ひねりながらも)登ってったら最後にガッとハシゴ外された感じ。動物愛護(あえてぼかす)はそりゃ問題だらけですよ、だらけですが、その問題提起したいのならこういう映画じゃなくてよかったんじゃないかなぁ…
パルム・ドッグ賞受賞のワンコ以外の好きなところを探すのが難しい作品でした。
あと、人間以外の動物の性差についてですが、犬も猫も発情期があるのは年に数回、数日で、それ以外の期間は言ってみれば中性に近いのです。オス・メスで、ある程度気質の違いはあるけど、人間的な男っぽさ、女っけで考えちゃうとかなり違う。年中発情期で色恋沙汰やってる人間とは違うのです。
オオカミの群れはリーダーがメスなこともよくあるし、なんか色々引っかかりました。
ラストでギョエーとなったのを人と語りたい、でも「見てね」とは言いにくい困った作品でした。
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めるさんのコメント
2025年6月3日
フォローありがとうございます!そしてたくさんの共感ありがとうございました🙇♀️
みていてほんとに辛くなる映画でしたね💦犬好きには特に。エロ、ジェンダーわたしも蛇足やと思います。