「犬の映画だけど犬の映画ではない」犬の裁判 KKさんの映画レビュー(感想・評価)
犬の映画だけど犬の映画ではない
クリックして本文を読む
犬を女性の権利について置き換えてる映画。主人公である被告の弁護人は犬の権利の解放を訴える。それは犬に理解がある訓練士と関係を持つという描写があることからも明らかである。一方原告の弁護人は男性の主張を代弁してるようだった(噛まない犬もいる、噛む犬は殺せ、犬の問題を政治利用する等)。原告の女性は比較的中立な立場だが主人公に生い立ちや職業を指摘されたときにブルジョアと罵ったり解放活動してる意識高いインテリ層を揶揄してるようだった。ただ最期の場面で農場の犬と暮らしてることからも犬の敵ではないことが読み取れる。それは女性の中でも立場が分かれているということを伝えたかったのではないか。最後犬が安楽死になったとき泣いたりせずアヴリルもどこか冷静なのはこの社会に対するある種の諦めのような感じと一方で前向きに生きて行こうとする意思も読み取れた。そして森林環境と動物保護専門の弁護士になったというのも重要
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。