「フェミニズム映画」犬の裁判 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
フェミニズム映画
ぶっちゃけ犬の映画ではなかった。
フェミニズム映画。
主人公の弁護士のアヴリル、アヴリルの隣のDV母親、原告側の政界進出を狙う女性弁護士、噛まれたポルトガル移民女性……
全員自己中、かつ虐げられながら他者を責め、またどうにもならずにパニックに陥り、論理破綻とドツボにハマっていく女性だらけでイライラしますが、そういう理不尽さを題材にしたコメディ。
開始早々、主人公に対して、上司が自分の性生活を滔々と語るハラスメントマウント野郎なのを見せるし、DV被害の少年は主人公の夜の営み後の家に忍び込んで平然としてるし、という性に関してあっけらかんな作りに、「フランス映画だなぁ」と嫌なゲップが出ました。
犬の視点で言えば、救いのない話だし。
ただ、出演していたコスモス役のわんこはめっちゃ名優でしたね。
犬を見るだけのために行ってよかったとは思いました。
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