ジュラシック・ワールド 復活の大地のレビュー・感想・評価
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ゴジラ-1.0への対抗?
冒頭の海で恐竜に襲われる場面は、大迫力で手に汗を握りました。
ゴジラ-1.0が海でゴジラに襲われる場面のVFXが高く評価されアカデミー賞を受賞しましたが、ハリウッドはこれだけやれるぜとの対抗心の表れのようにも思えました。
予告編を見るたびにハラハラして盛り上がってたせいか、もう本編では思ってたほど盛り上がらなかった。でも迫力はあった。
1作目は見たが、その他の作品は見たり見なかったりで、内容も覚えていない。
さて本作、予告編を映画館の大画面で見るたびに、人を襲う恐竜の大迫力と恐竜に襲われてるヤツの絶体絶命の超ヤバそうな描写にハラハラドキドキした。
たった1分ぐらいの予告なのに毎回けっこう盛り上がってた。
だから、「こりゃもう本編なんか,どんだけハラハラドキドキ盛り上がっちまうんだよ。まったくホント見当もつかないよ」と大いに期待してた。
ところがである。「ありゃりゃ? 予告編ほどハラハラしなーい」のである。
理由は明らかだ。予告編では襲われているヤツが助かるかどうかが分からないからハラハラするが、本編は恐竜に襲われているヤツが助かるか喰われるかが、ほぼ確実に分かるからだ。
このシリーズは、出演者の物語上の立場によって助かるかどうかが、かなり分かってしまう。
予告編では襲われてる人の立場は分からないが、本編ではそれが分かる。
とりわけ100パー助かることが分かってるメンバーが、いくら恐竜に襲われ絶体絶命のピンチに陥ってても、少しハラハラするだけで安心して見守ってしまう。
恐竜に襲われて、 ”助かる” ↔ ”喰われる” の基準は次の4とおり ♪ヽ(´▽`)/
① まず主役、いい人で助かる (^^)。
② ファミリー枠、パパ、ママ、子供は食われない。お子さまは言うこと聞かないワルイ子でも食われない (^^)。
③ 脇役、イイワルイ無関係で恐竜に食べられてしまう。このグループのメンバーは、わりと前半でいなくなるのか、後半までやられずに粘るのかが分からないので、1番ハラハラする (  ̄▽ ̄)
④ 1番悪いヤツ( = 恐竜で,ひと儲けしようなんて企む極悪人?) は、バチがあたって最後に喰われてしまう (/--)/
ところで今回、極悪人にされた④番さんだが、実は善人である。
なにせ恐竜のDNAを使った創薬で人類に貢献しようと企画立案、出資までした人物だ。
しかも、こんな命がけのミッションは、部下のトム・クルーズ(???)にでもやらせればいいのに、自ら出向いていって危険な環境に身をさらす情熱的なナイスガイだ。
そもそも言い出しっぺの彼がいなければ、今回の冒険譚もなかった。だのに、なんか今回悪いヤツがいないんで、船から落ちそうな娘を助けず見捨てたエピソードをムリヤリこしらえて、強引に彼を極悪人に仕立て上げた格好だと思った。
彼が生きていたとしたら、未必の故意で殺人未遂に問われたかもしれない。そしてもし世界中の科学者に渡された今回のDNAが人類に多大な恩恵をもたらしたとしたら、そのとき彼は医学の進歩に尽力した立役者の1人として称賛されるのだろうか?
極悪人が人類に尽くしたとは奇妙なコトだ。
あと話は変わるが、妹になついた赤ちゃん恐竜(名前忘れたよ)について思ったことが2つある。これは絶対みんな思ったとおもう。
・まず、赤ちゃん恐竜のおかげで助けらるエピソードがなかった件。
赤ちゃん恐竜に助けられるなんて、全然リアリティーがないが、映画としては、みんな絶対見たかっただろうと思った。しかし、そんな展開にはならなかった。
もうこの赤ちゃん恐竜は、いったい何のために出てきたんだ(@_@;)?
・それから、妹が赤ちゃん恐竜を持って帰る件。
ダメだろー( `Д´)/
だいたい赤道付近でしか恐竜生きられないとか言ってたし、仮に生きられたとしても生態系に悪い影響を及ぼすかも知れないと思った。エサどうすんだろ (^^)。
今調べたら、
「外来生物法は、生態系や人の生命、身体、財産に被害を及ぼす恐れのある外来生物の飼育、輸入、移動などを規制する法律です」ってのがあった。
ヤッパ勝手に持ち帰っちゃ色々まずいだろう。
「おーい、赤ちゃん恐竜ぅ~、大っきくなったらアメリカで暴れろー」 (^^)。
ギャレスエドワーズ監督作品は好きかも
このIMAXでの鑑賞は迫力ある。で、とにかく恐竜から逃げ回る物語。っていうかこれらは恐竜というより怪物じゃね?って感じ。
最初のアクションシーンは「ジョーズ」を彷彿させられる。
また、子役がいい味だしている。こんなとこ連れてくる父親には恨み節ではないか。笑
ラスト、赤ちゃん恐竜を連れて帰ったようだが大丈夫なのかな。
ジュラシックワールド新章!
スカーレットヨハンソンを主演に向かえ、アクションがメインのジュラシックパーク感の恐怖感があって、ゾクゾクするストーリーに感無量です!T-レックスの出番にはワクワクそして、泳ぐ姿が!D-レックスは、異形なミュータント恐竜で違和感が?エイリアンそのままが恐怖…!パニック映画になってます!ジュラシックパーク第1作に近い映画でした。
昔ながら
はっきり言うとストーリーは酷いw
いや、そんなwみたいな始まりだし、島に向かうきっかけもなんだかなぁ、という感じ。
ただ今作は原点回帰に近く、恐竜パニックもの、というが強く出ていました。
明らかな悪い奴はあっさり退場、可愛いそうな家族は何故か生き残る、ヘリが来たぞ!からの絶望ともう王道中の王道という展開。
ヘリのライトが近づいてきた!からの恐竜が咥えてました!は最高でしたね。
全体的に意識してなのか映像もちょっと古臭い感じがしていました。
一応前作から設定は引き継いでいる感じなのかな。あってないようなものですが。
ジュラシックといえばこれだろ!というのが満載で個人的には満足でした。
ただ、超大作とするならばこれで良いのかは疑問です。
万人受けは…今の時代ではしないかも…
スニッカーズが人類を滅ぼす
ジュラシックシリーズは恐竜への憧れと恐怖が両立してシリーズとして成していると思うが、本作は憧れる部分は少なく、恐竜が暴れているだけで恐竜映画と怪獣映画とごっちゃになってしまっている印象だ。
本作は恐竜に限らず冒頭から何かと物をを食べるシーンがいくつもある。スニッカーズに始まり、タブレットやリコリス、そして人間だ。それらをつながりを作ろうとしているのだろうが、恐竜に襲われるともう食べられると想像してしまうので、それほど思い入れが無い仲間が無駄に犠牲になっていくシーンにはスリルや高揚感などは感じない。
ジュラシックシリーズに限らず、監督自信作であるゴジラなど多数の作品からのオマージュがあるがそれ以外には目新しいところはなく、新鮮味を感じない。
オリジナルを継承しつつ、新しいものになっているならわかるが、オマージュと言うよりはほぼコピーに近い。
1作目のラプトルとのキッチンのシーンやT-REXと発煙筒のシーンはこれまでのシーリーズでも何度も繰り返し再現されたオマージュだが、正直、擦り倒されすぎて同じようなシーンが始まるとまたかとうんざりしてしまう。
本作のオリジナルであるD-REXはゼノモーフ をモチーフにしたとあるが、造形としては美しくなく、ただ醜いだけだ。また生態がよく分からないのでこのような形態になった根拠も乏しく、どれだけの能力を持っているかもイマイチわからないままだ。
本作が新シリーズの最初の作品であり今後いくつまで続くかはわからないが、登場人物やD-REXも含めて次回作でどう生かしていくかというのを考えると本作をイントロとしての役目として考えれば、それなりに楽しめるかもしれない。
遺伝子操作エンタメ‼️
結論から言うと最悪だった前作「新たなる支配者」よりははるかに良く出来てると思います‼️まず今作の設定として恐竜たちは人間社会というか、現代の地球の環境に適応できず、赤道直下の島でのみ生きていけるという設定‼️「人間と恐竜の共生共存」がテーマだった前三作のテーマが見事に意味ナシとなってる‼️前三作があまり好きでない私にとって、とりあえず掴みはOK‼️ストーリーは陸海空の大型恐竜のDNAから心臓の特効薬が出来るというもの‼️DNA摂取のため島へ向かうスカヨハたちと、近くで呑気にクルージングをしてた家族たちのサバイバル‼️この二組が島にたどり着くまでがかなりダレた描写‼️二組の人間関係の描写がテンポが悪く、かなりイライラさせられる‼️しかしそこからの恐竜相手のサバイバルは迫力満点‼️大きく四つの見せ場があり、まず一つ目は大海原を舞台にしたモササウルス&スピノサウルス相手の海洋アクション‼️これぞ恐竜映画と思わせるワクワクするシークエンスで、モササウルスが大型ボートに体当たり、スピノが「ジョーズ」のようにヒレを見せながら海中から襲いかかる‼️浜辺で四つ足のスピノが襲いかかるシーンは59年の「地底探検」を思い出しました‼️でもスピノがいるのに海中に飛び込むのはどうなんでしょ⁉️ 二つ目はティラノがゴムボートの家族を襲うシーン‼️やはりティラノはカッコいいし、泳ぎも上手い‼️三つ目は断崖絶壁をロープで降りながら翼竜に襲われるシーン‼️ここもこれぞ恐竜映画と思わせるシーンで、ロープが切れて落下するシーンも含めてドキドキさせられる‼️ここまでの三つのシーンは私的にツボなシーンでしたが、ラストの研究所跡を舞台にした、ミュータント恐竜D-レックスとミュータドンとのアクションシーンは期待ハズレ‼️地下の排水溝をミュータドンに追われたり、D-レックスがヘリを口で捕らえて破壊する、まるで怪獣のような描写まで、迫力はあるのですが、やはり問題はこの二体のビジュアル‼️ラプトルとプテラノドンを合わせたようなミュータドンは怖いというよりマヌケに見えるし、D-レックスは見るからにブサイク‼️腕が4本あったりして、まるでエイリアン・クイーンみたい‼️しかも夜の描写なので、全体像が掴みにくいのもマイナス点‼️新種の恐竜を出さないと新鮮味がないのはわかりますが、ここまでくると恐竜映画というよりはモンスター映画ですね‼️アクションシーンは見応えありましたので、概ね楽しめましたが、続編があるとして遺伝子操作度、怪物度がアップしないか心配だし、前作みたいに歴代のキャストたちをスカヨハと共演させる、なんのありがたみも豪華さも感じないクロスオーバーだけはやめてほしい‼️
蛇足にして駄作
こんなに驚きも感動も無い作品にジュラシックシリーズを名乗る価値は無い。
まず導入部分を観て思ったことは、「実は他にもこんな事やってました」設定を作ればこのシリーズはいくらでも続けられるんだなと。いきなり悲しい気持ちになった。内容も馬鹿馬鹿しすぎてツッコむ気にもならない。
今回の悪者担当(最後に食われる担当とも言う)だが、あれは何?ただの製薬会社の社員が何故あんな行動を?全てに疑問符がつく。主役の女性と傭兵のおじさんも金が欲しくて違法行為に手を染めている割には謎の良い人振りを発揮してくるチグハグ行動。グラントの教え子だという学者様も本物の恐竜見て感動しているが、こっちは7作目な訳で「ふーん」としか思わない。あの遭難一家はどうしても子供目線が欲しいことからの苦肉の策か?全年齢向け夏休み映画だとしょうがないのかもしれんが正直いらない。
個人的に特に問題だと思うのが死ぬ人の人選。本筋にはいてもいなくても関係無い奴と悪者しか死なない。遭難一家も誰も死なない。何が起こるか分からない何処から襲われるか分からない予測不能な島でそんな都合よく・・・まぁ今作に限った話ではないが。それならそれで他の所で驚きというか怖さというか感情に訴えかける何かがあれば良いが本当に、本当に何も無い。実に平坦なお話で欠伸が出たほどだ。
ラプトル中心の前作までと違って疾走感も無いので物語が遅く感じるし、シーンがつまらないから音楽も全く印象に残らない。「え!ここでこんなことが!?」「あの恐竜にそんな能力が!?」とか、良い意味でこちらの予測を裏切る展開には出来なかったのだろうか。悪い意味で裏切ったのは傭兵おじさん生きてるじゃん展開。???がつかなった人はいるのか?
パーク一作目は言うまでもないが、ワールド一作目でもそれなりに驚きと感動はあった。それは何かしら今までにない新しいものを見せてくれたからだ。それが今回ではランコアもどきを見せられるとは一体どこが「再生」なんだか教えて欲しいものだ。
全く作る必要の無い作品だったと思う。
恐竜、サメ、エイリアンは続くよどこまでも
心臓発作のための新薬を作るため、禁断の地に生息する「陸・海・空」の恐竜たちからDNAを採取するというミッションを遂行すべく集められた傭兵ゾーラと、ヘンリー博士、そしてゾーラの仲間であるダンカン。
まずは、モナサウルスを探す。すると家族水入らずでヨットで大西洋横断を目指すルーベン一家がそのモナサウルスに襲われて巻き込まれていく。
第1作は甦った恐竜見学です。第4作はリニューアルパークの恐竜見学とシリーズスタートはこういった始まりでした。しかし、記述した通り今回はいきなり巻き込まれ展開となっていました。
これはリスタートにあたり、前作から恐竜がほぼ絶滅し、恐竜に興味がなくなり、それを活かしたビジネスに繋げようと考えない世界という設定にしています。これにより、パークやワールドといった新たな施設を作ろうというバカは登場しません。その代わり命を救うという建前で再び恐竜を利用しようと目論む製薬会社のお偉いさんが登場。これが新鮮かといえばあまり効果はありません。
結局は「俺たちの方が恐竜より賢く、上」という人物達を登場させて、こういう奴が恐竜に食われてしまう。これこそがジュラシックシリーズの見せ場という事になっています。迫力ある恐竜達ですが、細く長い足のデザインやラスボスにいたってはミュータントと化して恐竜感が消えているのが残念です。スピルバーグがうったえた「なぜ人は夢見たさに科学で暴走するのか」といった倫理的な問題が皆無になっていて、短なる娯楽映画にしてしまったのか非常に残念。サメ、エイリアン映画のように設定、きっかけをいじるだけで制作する垂れ流しはハリウッドのネタ切れなのかも知れません。今後どう舵取りしてシリーズ展開するのか気になりますが、やはり娯楽と世の中への問題提示の複合展開を期待します。
多少ノイズはあるが構成が良い。ただ…
『ジュラシック』シリーズは最初のスピルバーグ監督作の『現代に恐竜がよみがえった!』というワクワク感が至高だった。人の手を離れてから『ワールド』となり、もはやジャンルとしてはパニック・ホラーに近いと思う。
今作は原題に『Rebirth』を銘打ち、『ここからでも観れるよ!』と主張しているように感じる。
さて内容だが、研究施設が放置され恐竜が自然化した地でDNAのサンプル採取がしたい主人公らと、偶然巻き込まれる旅行中の家族それぞれの視点で物語が進んでいく。片や装備とスキルのあるプロ集団が自分から恐竜を狙撃したり翼竜の巣にラペリングしたりと危地に赴きアクションし、何も持たない一般人の家族はなすすべなく逃げ回る。
死ぬのは専らプロ集団で、それは予想も付くのだがともかく『立ち向かう』と『逃げる』というシチュエーションの使い分けが巧み。恐怖やハラハラ感を楽しむ映画はダレないようそれらの質をテンポよく変えるか、『スクリーム』のように話の軸をスライドさせる必要があるが、この映画は最後まで緊張感を保っているように感じた。
途中の演出(例えばT-レックスが登場するシーン)などは非常に驚きつつジャンプスケアでなくハラハラが持続する絶妙なもので、スピルバーグらしい巧妙さを感じた。監督ではないにせよ、アイデアの何割かは担っているだろうと思う。
一方でキャラクターのドラマに関しては、なにやら主人公が母だとか戦友(?)を亡くしていたり、メインキャストのダンカンは離婚している風なことを話すが、事情を知っている人だけで断片的に話すので設定はあるのだろうけど活かされているようには感じない。おそらく人間側の深みを増す意図があると思うが、今作においてはそれほど意味のあるシーンではなかったと思う。恐竜の子供を連れ帰ったことといい、後の作品で何らかの伏線にするつもりかもしれないが、正直覚えていられるかは怪しい。
この映画最大の不満としては、襲う側として遺伝子操作をした架空の恐竜が出てくるところ。過去にもあったが今回は形状から大きく既存種と逸脱しており、コブダイみたいな顔をしたゴア・マガラ(分からない方はごめんなさい)なんかが出てくる。
最初に書いたように『恐竜と現代』という対比がワクワクするポイントだったのに、架空の恐竜はもはやただの怪獣じみていて『ジュラシック』の看板から片足を踏み外したような気がする。
『Rebirth』というのが既存の恐竜だけではなく架空の脅威も含めていくという話なら、他人の褌と思わざるを得ない。
総じて期待以上の面白さではあった。余談だが、マハーシャラ・アリは『グリーン・ブック』の印象が大きかったが今作ではムキムキすぎて笑ってしまった。
次回作を楽しみにしたい。
見どころはT-REXと彼氏
家族が出てくるまではハズレかと思ったが
T-REXと彼氏がカッコ良い
子供は絶対死なないから緊張感は薄い
ラストは良かった
ハリウッド制作陣は炎上狙い?
所々にスピルバーグ愛を感じるのは好印象なのですが、、、、
最初のボートで島に向かう所、今の季節に合ってて海の色が綺麗で爽やか。
対恐竜戦もジョーズ愛を感じるようなアングル、画面も明るくど迫力!
しかし毎度お馴染みのいらいらする家族の登場。
しかもメインキャストと同じ位出てくる。
所々で出てくるスピルバーグ愛、ジュラシック・パーク愛を感じつつ、でもキャラ達の無神経さにリアリティを感じず、、、、
首長竜?の演出はちょっとくど過ぎかなぁ、あんなラブラブな演出はいらん。
でも今回の恐竜と水を絡めた演出は気に入りましたよ。
ここまでスピルバーグ愛、パーク愛を出すのなら最後のラスボス戦まで出して欲しかった。
あのラスボスは駄目、ジュラシックシリーズを台無しにするくらいの、、、、、、
このシリーズ、改めて思う「見つかったら終わり」くらいの緊迫感がないと、、、、、、
脚本の深み薄、登場人物の魅力薄、恐竜は人工的すぎ。
海外で7月に英語で、日本で初日に吹替で鑑賞。
主人公ゾーラの淡々とした性格は、英語力の問題ではなく吹替でも同じだった。
CIAスパイのゾーラは、あの製薬会社バイオシン代表で新薬開発したいクレブスに1000万ドルの報酬で釣られ、これを最後の任務にし引退しようかなと任務を引き受ける。
任務は心臓病新薬開発のために、陸空海の巨大恐竜で巨大心筋を持つティタノサウルス、ケツァルコアトルス、モササウルスの血液サンプルを持ち帰るというもの。
インジェン社ハモンド爺さんが始めたジュラシックパークはマスラニ社に買収されジュラシックワールドを開くも大惨事、しかも危険遺伝子の恐竜達が野放し。バイオシンはインジェンの競合で恐竜DNAを盗もうとしていた。17年前遺伝子交配ラボで社員がポイ捨てしたスニッカーズの包み紙が自動ドアに吸い込まれ安全装置故障、その社員が変異恐竜Dレックスに殺される事故もあった。そのバイオシン代表クレブスが今度は新薬開発ですか。
新たなる支配者で恐竜と人間の共存に至って久しく恐竜は減少、気候が合う赤道中心に24種とバイオシンが秘密裏に交配した変異恐竜達がいるらしい。その危険地域のサンユベール島に不法侵入する任務。
恐竜博物館勤務のヘンリー博士を誘うと、犯罪だと迷うも、生きた恐竜見てみたさに行くとのこと、え。
そしてゾーラの過去の仲間、船長ダンカンとその助手ニーナと仏語話者ルクレール、護衛にアトウォーターを連れ、出発。
ゾーラの報酬は2000万ドルとし、その半分をダンカンに渡す事で説得した。
ゾーラとダンカンは過去任務で共通の仲間を失った。前年心臓病絡みでゾーラは母も亡くしている。ダンカンも過去に子供を亡くし、子供がいた頃を思い出す妻との会話は辛いそう。
ギアナ沖で発信機の付いた遺伝子操作済モサを探し船を走らせていると、メーデー無線が。
あと少しでモサに辿り着くところだったが、ダンカンとゾーラの意思で助けに行くとモサに転覆させられた家族が。
長女の大学入学前に、長女テレサと小学校低学年くらいの次女イザベラを乗せて、小船で家族旅行をしたかった父マヌエル。テレサの彼氏デイビッドもいて不服。この家族、1日に3度も転覆生存する悪運の持ち主。
救護し任務に戻ろうとすると、スピノの帆が見え、モサも来た!ヘンリー博士が作った血液採取ツールは、恐竜に10m程まで近付きボトルを銃で発射すると、ボトルの針が皮膚を貫通し血液が入る。一杯になったボトルはパラシュート付きで自発発射し、ゆっくり下降してくる仕組み。恐竜に接近して発射するのは手慣れたゾーラがすることに。
船の運転に長けたダンカンがモサに寄ってくれ、ゾーラはモサにボトル銃を必死に発射。2度目で無事ゲット!チームで歓声があがる。
モサが水中からギョロリと見る目が印象的!
鯨状ではなくネコザメ風体型なのは遺伝子操作の影響?!
直後、スピノとモサが共同狩りを始め、船はぐらんぐらん。無線で助けを呼ぼうとした転覆一家のテレサを、クレブスは阻止。テレサは海に転落。すぐに彼氏デイビッドは浮き具を掴み海に助けに飛び込んだ。父マヌエルはイザベラと救命道具を身に付け、後から恐竜の海に飛び込んだ。お決まりの浅はか家族登場。
クレブスは、食われる白シャツ男に確定。
スピノの群れに俺らの海だ!と傲慢銃乱射した護衛担当アトウォーターもすぐにスピノに食べられる@ウォーター。これを連れてくる段階でゾーラも自明。
ダンカンが、モサは浅瀬に入れないからとモサと並行しながら船だけ浅瀬に入り込む操縦をしてくれたが座礁。任務チームは脱出用筏代わりに救命具をネットで包んだ塊2つを運ぶが、重さに気を取られたダンカンの助手の子ニーナがあっさりと、陸にあがってきたスピノの餌食。
パニックや落ち込むことなく、ゾーラが気を引き締めて任務をし早く帰るわよ!なのはスパイだから?動機が研究目的でも、自然や恐竜に敬意のない支配欲でも、危機意識薄い恐竜ファンでもなく、お金。共感はわかない。
転覆一家も海から泳ぎ、島に無事到着。任務チームとはぐれたが、バイオシン社の残した温水パイプを辿り、島の中心部を目指す。
任務チームは背の丈ほどのとうもろこしのような草が一面生い茂る草原を進むと、巨大恐竜ティタノサウルスのしっぽが。すると超巨大なティタノの全身も見えた。こんな巨大な複数頭、絶対遠くから見えたはず。どんな地形?
春なの?ティタノは繁殖期のようで2頭は愛を育み長い首から背骨に沿って、色付きの背びれが広がる。お決まりの、竜脚類から本物に会えた感激と雄大な自然を感じる場面。
そこにブスリと血液採取を射すゾーラ。
2つ目の採取も無事完了。
残るケツァルの住む崖に向け登山。
白シャツクレブスは川の水を汲んで飲んでみたら川に軍のタグネックレスを発見。
上を見上げると、木にぶら下がる遺体。白骨化してないし腕から垂れた水は色付き。最近の?怖すぎ。ワールドでインドミナス駆除に向かった特殊部隊班が数秒で班ごと死亡した時を彷彿とさせる。
ロープの命綱を着けて、崖の上部から中腹に下がり、人工寺院のようなケツァルの巣になっている部分に入り込む作戦で、ダンカン助手ルクレールとゾーラと、勇気を出してヘンリー博士は先に崖下り。
巣の中にはケツァル卵。成体だと飛行機大の肉食なので、卵からの採取を図る。ヘンリー博士は胚などを傷つけないよう慎重に羊液を採取し、
「このサンプルで世界中の心臓の病気の人が助かる。クレブスに本当に渡す気か?一部の金儲け目的の新薬は高額、富裕層の一部にしか届かない。考えた事あるか?」とゾーラに問いかける。
よく言った!
今まで、依頼人の任務に応え報酬を貰うゾーラの行動原理と倫理観には斬新なようで、え?みたいな顔してた。
話してたら親ケツァルが巣に戻り激怒、当然襲いかかる。サンプルはコロコロ崖下段に落下。転がらない設計でないのはヘンリー博士のサバイバル初心者を物語る。命綱が切れそうだがサンプル確保に必死。
しかも、杭を打って!のゾーラの命令で崖に響く音でカンカン打っていたルクレールは怒った親ケツァルに丸呑みされた!ケツァルは肉食歯なしだが、小動物や魚は食べるし死肉を食べるスカベンジャーでもあるけれど、おじさん1人丸呑みは習性と違う気が。と冷めて見てしまった。
一瞬でルクレールとお別れ。ダンカンは1日でニーナとルクレールの2人を失った。
結局命綱が切れたヘンリー博士は崖を落下。運良く椰子の葉の重なりで弾みがつき池ボチャ。池の周りにはコンピー2匹。飛びかかられたら終わりだが運良く逃げてくれた。
採取したケツァルのサンプルはなぜか時差で飛び出してパラシュートが開き、ちょうどよく池の淵に落下。ものすごいご都合展開。
一方、転覆一家も、次女イザベラがエクイロプスを見つける。何故かフリルあるし、イザベラがいつも齧っているリコリスグミを食べるとか、草食でも野生を餌付けとか飼い慣らすとかありえない。成体が50cm大と知らなそうなので、大きくなりそうとか、親が来たらまずいとか思わない?危険性まで熟知してラプトルを手懐けていたオーウェンと小学生が同等なはずない。
しかも2本足で立ち上がると幼児大なのに、後半イザベラの赤ちゃん用みたいな小さなリュックに入ってる。そんなわけ。
鑑賞後に女の子にグッズを買わせる策略?
本来と異なる生態は毒襟付きのディロフォもだったが、まただわ。
転覆一家は木陰で仮眠。父マヌエルが、娘の彼氏デイヴィッドに「周りが君を何と言おうと、気にすると本当にそちらに人格が寄るから気にするな」と投げかけるこの言葉。誤解されがちなデイヴィッドはとても嬉しかっただろう。モサに追われても一家が助かるための緊急バッグは手放さなかったり、娘テレサを守るために浮き具一つ掴んで身ひとつで飛び込んだり、寝ずに火起こしと周囲警戒をしたり、身体を張っている。
しかしデイヴィッドが用を出しに行くと背後にヴェロキ2匹が!危ないここまでか!と思ったがケツァルが来てヴェロキを咥えて飛んでいった。いつもの、脅威の更に上がいる構図だが、ケツァルがヴェロキ丸呑み?そんな習性?背後の物音の恐怖に振り返れなかったデイヴィッドは文字通り、チビる。
転覆一家は目が覚め、遠くに脱出ボートを発見。足を踏み外し肉食の糞に転落。
テレサがボートを取ってくると言うが、池を渡り桟橋に差し掛かるとパラサウロロフスの死肉とディロフォがお出迎え。肉食はどこだ?なんとボートの奥でティラノがお昼寝中。寝返りをうち巨大な頭でスヤスヤする姿は愛嬌はあるがテレサはどんな恐怖だろう。緊急用ゴムボートは黄色で目立ちまくる。なんとか陸で広げ入水するが、起きてお水を飲むティラノに見つかったー!!水に入り泳いでも追いかけてくる!!シリーズで初めて近年研究どおり羽毛ありティラノで感激。
はい、転覆3回目。この人達前世で何したの?
次女イザベラがいよいよ餌食かと思ったが、ティラノがゴムボートを噛む隙に泳いで逃げて危機一髪。全員ティラノの顔幅が入らない岩場へ。おお怖。ゴムボートも何故か無事で沼を進み島の中心に辿り着く。
運良く任務チームとも再会。
白シャツの本性がテレサから暴露され、夜電源は突然作動し照明と音声が始まる。
I won't be afraid、stand by me〜♪
よりによってこの曲!不吉すぎて最高。
救援ヘリをゾーラが手配済で、2分間捜索して対象者不在なら戻ってしまうそのヘリに乗るため待機したいのに、襲いかかる翼竜アヌログナトゥス?から散り散りに逃げる事に。
白シャツはサンプル3種の入ったアタッシュケースを手首に手錠で固定。笑える愚行。しかも1人パトカーを乗っ取り大暴走。
夜電源のせいか廃墟でコンビニ冷蔵庫が冷えてる不自然。アヌログナトゥスがいるのにエクイロプスとまだ絡むイザベラ。。父が別の方に気を引きパークのオマージュ。
冷蔵庫に隠れ危機一髪。その後は地下の排水ルートに入り脱出を目指す。ゾーラも排水ルートに合流。
ヘリの音も聞こえてきて、ヘンリー博士は必死に発光筒を焚くがなんと、ヘリはDレックスにバクリと食べられ帰路ルートが消える絶望衝撃場面。ダンカンが見つけた脱出船まで移動し帰ろうとなるが、排水路のゲートは開閉機が外にあり開かない。
しかし!イザベラは子供ゆえゲートの柵の間を通れた!電源を入れさっと開閉バーをあげて欲しいがまたモタモタ。。
そこに現れたDレックスに、暴走パトカー白シャツクレブスが突っ込む。やっと捕食される。落ちる腕と手錠とサンプルアタッシュケース。過去作パークの腕オマージュ。
Dレックスが光に寄るようだからイザベラに懐中電灯を消せと言ってもすぐやらない。。過去作パークの姉オマージュ。
するとダンカンは発光筒で気を引き、子供を守れ!と他一行が船で脱出できるように囮になることを選ぶ。
無事、船は出て、餌食になったと思ったダンカンも生きていて船に一緒に乗り込めた。
帰路ではイルカの群れ。
ヘンリー博士がゾーラにサンプルをどうするかもう一度尋ねると、世界中の人に行き渡るように研究機関に渡すと返答が。その前に違法入手で捕まらない?クレブス亡き今報酬あるの?
Dレックスは奇形すぎ。習性不明な歯列、こぶ頭、やけに長い前腕、どじょう掬い踊りのようなガニ股闊歩。遺伝子交配設定を良い事に、登場恐竜の史実無視が酷い今作。登場人物もダンカンとヘンリー以外微妙。
ゾーラとダンカンが人の命を失う重みを知っていて、ダンカンが「子供達を守るのが大人の役目だ」と命を身張って伝えていたのが良かった。
全員から感情の起伏があまり見られないが、ゾーラが思考を顧みたのは良かった。初期クレアほどウザくなくタフだが、複雑な感情表現に乏しいゾーラ。スカーレットヨハンソンの起伏のない演技と、好きだけど吹替不慣れな松本若菜の掛け合わせのせい?
ヘンリーもオーウェンに及ばない。
終わったはずがまた始まった割に、警鐘が薄い新シリーズ、不安。
マハーシャラアリ、良い役貰ったなぁ。ハウスオブカードのフロントマン役から見ているのでとても嬉しい。
【ネタバレ】子供は初ジュラ作品
昨晩観終わった感想としては、《そんな恐竜いらない》という一言に尽きる。11歳になる子どもにジュラシックシリーズの楽しさを伝える為、先々週には東京国際フォーラムでジュラコンサートを観に行き、満を辞して迎えた今作だったが、期待はずれ。CGで迫力感は伝わるが、それぐらいはといったレベル。音楽の使われ方が雑だし、好きなモササウルスは普通の回遊魚みたいだし、人間パートの部分は中途半端で感情乗らないしとか多々不満点はあるが、何よりも最終局面で混合種が出てきて冷めます。ジュラシックシリーズというよりも、エイリアンシリーズとか宇宙モノ観終わった感じになるのはなんとも。。子どもも恐竜をもっと観たかったと言うし、今作で初めてジュラシリーズを観る人もいることを考えて欲しい。色々やってきてしまったので、アイデアが少なくなっているとは思うが、今作は駄作。
グラフィック・サウンド100点、脚本B級
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』は、シリーズの看板と莫大な製作費という二つの大きな武器を携えながら、その潜在力をほとんど活かしきれなかった、痛烈なまでに空虚な一本である。映像と音響の完成度は間違いなく一級品であり、恐竜の皮膚の質感や筋肉の躍動、咆哮が生む空気の震えまでも感じさせる技術力は、劇場スクリーンとサラウンド環境で最大限に映える。視覚・聴覚の両面においては、これまでのシリーズの中でも頂点に近い表現力を備えていることは否定できない。
だが、その豪奢な外殻の内側にあるべき「物語」という芯は驚くほど脆弱だ。脚本は粗雑で、展開は唐突かつ急ぎ足。登場人物の動機や感情は描き込みが浅く、観客が感情移入できる余地は極めて少ない。人間関係は構築されないまま場面が切り替わり、重要キャラクターが退場(死亡)しても、その瞬間に至るまでの交流や背景が薄いため、残るのは悲しみではなく虚無感である。特に救助される家族の扱いは象徴的で、物語上の意味や前振りがほぼ皆無。主人公たちが彼らに注ぐ善意にも理由付けがなく、終盤まで主人公との絡みもほとんどないまま、ただ画面上を移動する「お荷物」として存在するに過ぎない。
設定面では前作との連続性が軽視され、物語の世界観が自己矛盾を起こしている。『新たなる支配者』で描かれた「恐竜が世界中に拡散した」というダイナミックな状況は、今作では何の説明もなく「赤道付近のみ生息」に縮小されてしまう。この変更はドラマ上の必然性よりも、舞台設定をシンプルにしたい制作上の都合を強く感じさせ、シリーズの積み上げを自ら否定する結果となっている。
さらに問題なのは、この改変によって生じた空白を埋めるはずの新要素が、創造性に乏しいことだ。新たに登場するキャラクターは旧作ファンにとって完全な「顔ぶれの刷新」だが、その人物像は記号的で、内面の描写も背景の掘り下げもなく、記憶に残るような魅力を持たない。新しい恐竜も同様で、シリーズの象徴であった「現実に存在していたらこう見えるだろう」という生物的リアリティは失われ、代わりに安価なSF映画を想起させる凡庸なエイリアン風デザインが採用されている。その造形はのっぺりとして生命感に欠け、しかも拳銃一丁で容易に倒されるという安直さが、かつての「未知の脅威」としての恐竜像を徹底的に貶めている。
演出面では、シリーズの緊張感を支えてきた恐怖描写が後退している。コンプライアンス配慮なのか、流血や惨殺の描写は極端に抑えられ、観客が感じるべき「恐竜の前での人間の無力感」が大幅に薄れてしまった。恐怖を削ぎ落とした結果、画面には迫力ある恐竜が存在していても、観客の心拍数は上がらず、感情は動かない。映像は派手であっても、それが物語的なカタルシスや緊張感に結びつかないのである。
総じて、本作は映像技術とブランドの力に依存し、映画としての根幹──物語、キャラクター、世界観──を軽視した印象が強い。華やかな外装の裏にあるのは空洞であり、その空虚さは上映時間が進むほどに明らかになる。結果として、『ジュラシック』という名のついた恐竜アトラクション映像集のような作品に終始し、シリーズが本来持っていた探求心やスリル、そして恐怖の魅力は影も形もない。長年のファンにとっては、このシリーズがついに「名前だけの存在」になってしまったという現実を突きつけられる、苦い体験となるだろう。
ご都合主義
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』、映像の迫力はさすがだったものの、脚本の弱さが気になった。
最序盤の研究施設のシーン、そこは無菌室だろ?何故オマエはそこでお菓子を食べている?袋ポイ捨て?その袋一つドアに巻き込まれただけでセキュリティ崩壊?いくら何でもあり得ないでしょう。ここから始まり突っ込みポイントは無数にある。
そして必要以上に長く感じるシーンが多く、「この場面いる?」と思うことが何度もあった。
主人公たちが「金、金」とお金にこだわるのはシリーズでは新しい要素だったけど、最後に心変わりする理由がぼんやりしていて、観終わった後にモヤモヤした。
主人公が同僚の死でトラウマを抱えている設定なのに、仲間が目の前で喰われてもそんなに動揺しないのは違和感だし、急に「人命優先」と言い出すのもキャラがブレているように感じた。
とはいえ、スカーレット・ヨハンソンとマハーシャラ・アリの演技は素晴らしく、彼らの力で何とか観られた感じ。
そしてストーリーのご都合主義が目立つ。例えば、違法行為を隠れてやってるのに50キロも逆走して救助に行く展開とか、巻き込まれた家族がスキルも装備もないのに超絶強運でサバイブするのはちょっと無理があるなと。
メタ的に「この家族は死なないな」と判ってしまうので、Tレックスに追いかけられるシーンでも緊張感がない。
(子供を殺すのはハリウッドではタブー)
ここも粗が酷かった、瞬間移動するTレックスに噛み付かれても無事な折りたたみボート。
そもそもあの家族自体不要な気がしなくもない。
序盤のヨットでのクズ彼氏の下りが妙に長く、そこで最初に「この映画ヤバいかも?」と思った。
無謀、無神経な行動を繰り返す姉妹、足はどうした?何故普通に歩いてる?というオヤジと、突っ込まれる為にあの家族を登場させたのか?
クライマックスの「飛ぶラプトル」や「ランコア」みたいなクリーチャーの登場は余計だった、これで一気に作品がB級モンスター映画っぽくなってしまった。
最後はあんな危険な状況に追い込まれても、喰われるのが製薬会社のクズ一人だけ、ご都合主義の極みだ。
『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』で締めくくった方が良かったんじゃないか、とさえ思えてしまう。
興行収入やマーチャンダイジングの儲けが凄いのだろうが、無理やり続けた感を感じた。
同様に新作を作ることが目的になってしまい、最後は駄作になった『トランスフォーマー』シリーズを思い出した。
ギャレス・エドワーズ監督の演出は視覚的に魅力的で、巧みなシーンもあったけど、脚本の弱さが足を引っ張った印象。
スカーレット・ヨハンソンの演技と魅力に助けられた作品。
そしてモササウルス最強伝説は継続中。
あからさまに続きがありそうな終わり方をしたが、次はどうなることやら。
紛い物の恐竜って必要?
最初にシリーズ中で1番面白くない。
理由
①ストーリーに無駄が多い、長い。主要キャラを善人に見せようとしてくる、傭兵のくせに。
②親子と彼氏、自業自得。それを助ける偽善者。依頼人が1番まとも。
③前作までのワールド3部作でも新種を作って登場させたが、それをやってしまうと何でもありになってしまって、太古の地球上に存在していた恐竜を甦らせるっていうロマンが無くなり、何でもありになって、このシリーズである必要がない。今回のラスボスはただのホラー!
④人の死なせ方が雑。浜辺でのスピノサウルスの時は、水陸両性って言っているのに何で逃げない?
今の時代は映像が優れているのは当たり前なので、驚きも無い。
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