ジュラシック・ワールド 復活の大地のレビュー・感想・評価
全216件中、201~216件目を表示
遺伝子配合の恐竜のビジュアルが。。
もう、最後は何の映画観てるか忘れるくらいエイリアンだった。笑
エイリアンにプレデターの血を混ぜた、みたいな。
やっぱり、シリーズが増えてくると最終的には遺伝子操作とかそういう話でしかストーリー作れなくなるのかなぁてちょっと観てて悲しくなった。
やっぱりこの映画は第一作目が完璧過ぎるから、
もういくら現代の技術でかっこいい映像を作ろうが、超えられない事を改めて突きつけられた感じがした。
でも、やっぱり恐竜が出てくるとワクワクしたし、ゴムボートに乗って恐竜から逃げるところはハラハラした。
ジュラシックワールドで恐竜が世に放たれて、最後のシーンで「ようこそ、ジュラシックワールドへ」っていうめちゃくちゃかっこいいシーンがあったけれど、まさかのあれから数十年後は現代の気候と恐竜の体質が合わなくて激変なんて、、、
しょっぱなから萎えた。笑
逆に温暖化が進んでこんなに暑くなってるんだから、恐竜がもっと増えてて欲しかった。
でもやっぱりジュラシックワールドはいい。
なんだかんだでワクワクする。
ただ、これは確信して言えるけど、人間が恐竜から興味をなくすなんてことは絶対ないと思う!
福井恐竜博物館は人気だし、大人もちびっこも恐竜は好きだよ。
きっと、あの博士の経営がヘタだからあの博物館は潰れたんだと思う。笑
良くも悪くも普通。少し雑。
全体を通して、恐竜に襲われる→命からがら逃げ切る、の流れが4,5回繰り返しているだけだと思いました。もちろん襲ってくる恐竜は様々ですが、流れが読めるくらい真っ直ぐな展開なので終盤は少し飽きてました。
また、交雑研究施設の跡地がある島という設定で冒頭でもそれを強調しているのに、交雑種は2種しか出て来ず、少し強い恐竜って感じで大して活躍せず、これといった真新しさもありませんでした。目玉のDレックスはただ見た目が派手なだけでちょろっとしか出て来なかったのが残念です。
あと展開がかなりご都合主義で、特に冒頭の排気口にゴミが吸い込まれて故障からの恐竜脱走はギャグにしか見えません。一家の姉がわざわざティラノの前でボートを広げるのもアホすぎて見てられませんでした。
CGも正直雑に感じました。恐竜はともかく、風景の作り物感が強かったです。デカい恐竜同士の戦いがなかったのも残念でしたが恐竜から逃げるシーンは楽しめました。
全体的にエンタメ重視に作られてると思いました。わかりやすいストーリー、襲う恐竜逃げる人間、申し訳程度のキャラの深掘り、といった感じで必要最低限はあるものの突出したものがないといった映画でした。
~SNICKERS~
新薬開発の為には“生きた恐竜の血”が必要と極秘研究施設へと向かうゾーラ達と、小さな船で海を横断する家族とその娘の彼氏に起こる話。
現着寸前の遭難信号で遠回りをし、溺れる寸前の船にしがみつく家族を助け、一体の恐竜から血液を採取するも、恐竜達の群れから追われながらも研究施設へと辿り着くが。
序盤の出足が悪いかな、スタートの掴みが良ければ楽しめるんだけど新薬の話、いざ出発すれば船内の話が何か眠い、と思えば小船の家族の会話と…。
その小船がひっくり返される辺りから楽しめた個人的に。ベラと子恐竜のストーリーは何か良かったね!あの子恐竜に優しくしたことで、いざという時、親恐竜が助けてくれるのかな何て勝手にストーリーを想像してたけれど…何もないんかい!笑
今作を観終わった後、あ~面白かった!ってのは無かった。作品が作品なだけに期待はしていたんだけど。
ジュラシックシリーズ「らしさ」
IMAXにて鑑賞しました。
ジュラシックシリーズは6作とも観ています。
今作は久しぶりに、恐竜どうしの対決がなく、味方となる強力な恐竜がいないため、2〜3作目と雰囲気が近いです。ただただ、肉食恐竜たちが恐ろしいです。
セキュリティ甘すぎるとか、結局は恐竜の島に行くんかいという展開は、パニック映画の要素を含むなら仕方ないことで、そこまで気にしても仕方ないです。
個人的には、このシリーズで言いたいことは「ジュラシックパーク」ですでに語り尽くされていると思っていて、それ以降はシリーズを続かせるために、毎回、何かしらのテーマが設定されており、そこに陳腐さを感じるのは致し方ないです。
今作は、人間の味方などではなく、こちらにも強力な対抗手段がない中で、なんとか恐竜の脅威から逃げるという、割と原点に近い内容で、かなり楽しめました。クリーチャーに近いビジュの恐竜(怪物?)たちが出てくる展開も、基本的にはなんとか逃げるしかないというのは恐竜との対峙と同じで、個人的には楽しめました。
4〜6作目のような、恐竜どうしの対決や、人間と恐竜との友情を期待して観た人には、ちょっと合わなかったかもしれないですね。
遺伝子操作による新種の恐竜という設定は、いい加減やめた方がよいのではないか?
3種類の恐竜のDNAを採取するとか、隠密行動のために軽武装であるとかの理屈はこねられているものの、恐竜が棲息する島に無謀に乗り込んで行くというストーリーに新鮮味はなく、ハラハラドキドキのアクションを楽しむだけの作品になっている。
スカーレット・ヨハンソンやマハーシャラ・アリが演じる元軍人には、大切な人(恋人?や息子)を亡くした過去があるようだが、それがストーリーに活かされている訳ではなく、キャラクターの掘り下げも浅い。
死亡フラグが立った人間は、順当に殺されていく一方で、ヨットで遭難した家族の方は、全員無事に生き延びるなど、ご都合主義的な展開も鼻につくし、スリルとサスペンスを増幅させる役割を果たせていないこの家族は、一体何のために出てきたのかという疑問が残る。
それでも、ダメ男に見えた娘の彼氏が、彼女を助けるために海に飛び込むという「男気」を見せるシーンには胸が躍ったのだが、その後は大した活躍もせず、結局、ヒーローになれなかったところは、残念に思えてならない。
小さな少女には、ひっくり返ったゴムボートの上から恐竜に噛みつかれそうになったり、廃墟の売店で恐竜と隠れんぼしたりといった、第一作を彷彿とさせるような見せ場が用意されているものの、いずれも中途半端な描写で終わっていて、今一つ盛り上がらない。
彼女が手懐けたトリケラトプス?の子供にしても、親(成獣)が出てきて家族を助けるような展開になるのかと期待したのだが、単なるペットにしただけで、何だか拍子抜けしてしまった。
その一方で、モササウルスを船で追跡するシーンには、「ジョーズ」のような疾走感と緊迫感があるし、川でティラノサウルスがゴムボートを追い掛けるシーンには、「ゴジラ−1.0」を意識したようなカットがあって、最新のCG技術を駆使した恐竜の描写には、さすがに見応えがあった。
ただし、クライマックスに出てくる新種の翼竜やD-レックスには、ゲテモノ感が強すぎてあまり魅力が感じられないし、ヘリコプターをくわえるほど巨大だったはずのD-レックスが、実際はそれほど大きくないなど、縮尺の不均一というCGの雑さも気になった。
結局、人間が恐竜から逃げおおせるだけで、第四作や第六作のような、恐竜と恐竜の対決という見せ場や、それによって「正義の恐竜が勝つ」というカタルシスが感じられなかったのも、物足りないとしか言いようがない。
そもそも、遺伝子操作による新種の恐竜という設定自体が、二番煎じ、三番煎じで、既に使い古されているし、こんな恐竜を出すぐらいなら、過去にクローズアップされたスピノサウルスやヴェロキラプトルの活躍をもっと見てみたかったと思えてならないのである。
おいおい…今の地球は、🦕恐竜🦖の生育にぃぃ〜
適してんのかい?それとも適さないんかい?どっちなんだい?
、、、、、適さぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァない!
何だよ!結局…適さねぇのかよ!🤣
前々作『炎の王国』にて、何処ぞの金持ち嬢ちゃんの独善と独断によって、世界各地に恐竜たちが散り散りになって、
前作『新たなる支配者』では、副題ヨロシク、世界各地で幅を利かせて、人間様を狩ったり食ったりラジバンダリで、やっぱヒトとの共生無理ポ?だったのに、
あんなデカい生りして、やっぱり今の地球環境では住みにくいから自滅して、
今では赤道付近の熱帯🦩地域にちょいちょい居ます程度って…
こちとら🇺🇸軍🆚🦖みたいなスターシップトゥルーパーズを期待してたんに、宇宙戦争オチたぁね。
で?今作は、、製薬会社からの巨額報酬に目が眩んだ傭兵さん達御一行と恐竜博士が、新薬開発に欠かせない陸・海・空それぞれの各最大種からDNA🧬サンプルを採ってくると。
んでもって、
時を同じく目的の近海で、偶々ヨットクルーズ⛵️してて、モササウルスに襲われて立ち往生してたラテン系家族を、義侠心から予定を変更して迄助けたのは良いけれど、
ナンヤカンヤで任務に巻き込んで危ない目に遭わせる鬼畜仕様と🤣
まぁ、、ヒトが恐竜にバリボリ喰われるサマを間近で視られるなんて一生に一度有るか無いかだろうから、夏休みの想い出には良かったんじゃない?
九死に一生を得るクラスのナイトメアだったろうけど😁
でもなぁ、被害者が傭兵御一行のみってのはなぁ、不公平じゃね?🤔
あぁ、でも、ラテン系が喰われるのは今の時勢(ポリコレ)的にはOUTですか?
恋人の為に!チャラ男が!とか、子供達の為にパパ上が!って、クワイエット・プレイスばりの自己犠牲≒ヒーロー的インパクトが在っても良かったような。
結局ねぇ、、ダンカンもねぇ…
ダンカン!バカヤロー!生き延びてんじゃないよ!お前は!って感じだし…
あっ!そうか!BLMか!🤣
はぁ😮💨、、、で?続編要る?何やんの次?
あのコブダイみたいなデカブツミュータントとメガシャークでも闘わせる?
シリーズ7作目は5〜6番目くらいの出来栄え
恐竜のDNAサンプルを求めて閉鎖された島へ向かう
↓
大した装備も無く島へ向かう
↓
予定外のアクシデント発生でピンチ
↓
島へ向かう金持ち大体死ぬ
↓
飛ぶ乗り物(ヘリor小型機)大体落ちる
↓
既存恐竜では無くオリジナル恐竜が既に怪獣の域に達している
↑
このシリーズで今まで散々やって来た事ばかりで新鮮味は今回も無かったな
ただ、映像はやはり迫力がありソコは確かに見所かと思う
前作から数年後って事で、世に放たれた恐竜達は現代の地球環境には耐えられず今回の舞台である島でのみ生息していると劇中の説明でお伺いしましたが、途中で少女が拾う野良トリケラトプスベビーみたいな子は後日死ぬね。
毎回思うけどハイブリッドやらオリジナルの新恐竜はもう要らないよ
既存恐竜のみで勝負してよ
今回のD-レックス? あの子、ヘリに噛み付くくらいデカいって何と何を混ぜたのよ
それでカッコイイならまだ良いけど不細工なのがね
前作のイナゴが突然変異で巨大化とかの話じゃ無かっただけマシかな?
ジュラシックパークそんなに詳しくないです。
シリーズは2、3つくらいしか見てないですが、映画館で見るための作品だと思いました。大迫力、緊張感でした。気になってる人はとりあえず見に行ってほしいです。
まぁ、
正直お決まりの展開、メンバー構成、最後に大物をちょこっと出しすだけでそれまでの物語に面白みがない。ラストの恐竜もかっこいい恐竜ではなくただの化け物で、悍ましい見た目にしては、しつこく追ってくることもないようなしょうもない性能。博士が恐竜に初めて触れるシーンは感動したが、登場人物に終始感情輸入できなかった。
冒険家活劇としては◎新鮮味はもはや無いか…
前作ジュラシックワールド新たなる支配者で、シリーズのアベンジャーズ級キャストが再集結し盛大なフィナーレを迎えたワールドシリーズ。
のはずだったが…ワールド4作目始動!
【あらすじ】
現代の恐竜の遺伝子が治療薬開発の鍵になると知った金の亡者達が秘密裏に島に潜入。そこには、過去に遺伝子交配によって生み出された恐ろしい怪物が餌を待ち構えていた…。
【感想】
恐竜を登場させる動機が、遂にありがちな新薬開発にまで成り下がってしまった。まぁ…そうでもしないと恐竜のいる危険な島に行く理由なんてないもんね。
それでも、原点回帰して島を舞台にしたサバイバルは、ファンが待ち望んでた展開でもあったので、劇場に足を運びに行く理由としては充分。
冒険活劇として常時ピンチの連続でハラハラドキドキも味わえた。でもなんか物足りない。
そういえば今作、恐竜との追いかけっこが一切無い!草の根分けてヴェロキラプトルやティラノサウルスから死に物狂いで逃げるチェイスシーン(走る)が見たかった。
恐竜映画って必死こいて逃げたり隠れたりを上手く演出してる作品が面白いのだと個人的に思った次第です。
技術的なことだと、一部の水の表現、博士が池に落下したシーンの波紋や水飛沫などのCGにやたら違和感あり。
なんやかんや、前作「新たなる支配者」よりは楽しかったです。
あり得ない設定
遺伝子研究所の陰圧室の入口でお菓子の封を開けて食べ、さらにその個装を床に捨てるなんてあり得ない
お菓子の個装が陰圧ドアに吸い込まれて即ドアが故障するなんてあり得ない
普通はゴミが吸い込まれてもいいようにフィルター付けるだろ
もし減圧ドアが故障しても普通は二重三重にして一つのドアが故障するリスクを考えて作るだろ
子供がいるのに近くに恐竜がいる島近くの大海原をヨットで横断なんてあり得ない
島に到着するときにあれだけ水生恐竜や水陸共生恐竜に襲われたのに帰りは全く襲われない謎あり得ない
さらに、登場人物で誰が亡くなり誰が生き残るかほぼ100%想像できる展開でつまらなかった
お金がもったいないから最後まで見たが、途中まで帰りたかったぐらいの前半だった
ちなみに見るなら字幕をお勧めする
メイン女性役の吹替がすごく下手くそ
メイン男性役の吹替も女性役の下手さ加減のため目立ってないが下手
2度泣けたんです‥
悔しくて涙が出たのは初めてです‥
今まで何を観てたの?マルコムの話聞いてた?復活の大地って何が復活してるの?古生物にリスペクトある?という気持ちがグルグル。
パーク→ワールドに移行するときは、物凄いワクワク感があったんです。あのテーマパークが実現するなんて!って。シリーズが進むうち、ちょっとなんでもありになってきたなぁ、とは思っても、美しい恐竜たちに会える喜びのほうが遥かに優って、何度も繰り返し楽しみました。
でもこれは‥生物の進化でもないし、遺伝子操作の倫理を問う話でもないし、葛藤や苦悩がないんです。恐竜ちゃうし。
ティタノサウルスのシーンは凄かったです。説明の台詞も殆どなく、ただただ求愛の美しさを時間かけて見せてくれました。登場人物たちがことばを失う、という最上級の畏怖の表現でした。気がついたら涙が出てました。
だから見たことないティラノのご愛嬌までは楽しんでたんですけど‥
ラスト5分の1くらいって作り手が違うんですか⁈⁈なんでテーマをぶっ潰しにいくんですか⁈⁈
或いは次作になればあのクリーチャーの悲哀が語られるのでしょうか‥ジュゴン的におでこがあるから、もしかして知能高いのかな‥
ジュラじゃないところでして欲しいな‥
あと、音楽、お馴染みのメロディが聞こえると条件反射的にワクワクするけど、メンバーをスカウトしに行くところで使うのは早かったんじゃないかなぁ。
今回の悪役、薄いですね笑
面白いけど、、
前作のイナゴ映画よりは全然良い
恐竜も実際にいるみたいで、迫力があって良かった
ただ前作までのシリーズと似たような展開、シーンが多いかなっていうのが気になった
あと、レクシィやブルーはどうなったんだろう
シリーズの顔役みたいなキャラクターだし、思い入れもあるから久しぶりに劇場で観たかったな
Dレックスは色々言われてるけど俺は結構好き
かっこいいと思う、ジュラシック感はないけど
アメリカ映画はああいう複腕のあるゴリラみたいな歩き方するキャラ好きだよね
ゴジラのムートーとかクローバーフィールドの破壊者とか
追記
ふと思い出したけど、冒頭の博物館のシーンに出てきたTレックスの化石ってもしかしてレクシィ?
ポーズとジュラシックパークの横断幕も1作目ラストシーンの構図と似てたような気が、、
楽しみにしてたんだけどなー
映像は綺麗だったけどジュラシックパークっぽい科学的リアリティのテーマ性も薄く物足りないどころかつまらなさすら感じた。
まず、冒頭の事故がチープ
お菓子袋が吸気口に吸われてシステム停止 → 恐竜脱走。安全設計無視のご都合展開で一気に冷める。
遺伝子改造の恐竜必要だった?
冒頭とラストしか出てこないし、作った理由や背景極薄、見た目も恐竜ではなくSF怪獣。ジュラシックらしさ皆無。
ドローレス?の尺が無意味
子供と恐竜の交流が物語に全く活かされず、感情の山場にもつながらない。
総じて、重要そうに見せた要素が全て空振り。
次があるなら、看板だけのSF怪獣路線はやめてほしい。
恐竜と人類のおバカ度を競う映画だったけど、一番のお馬鹿さんは脚本家だったように思う
2025.8.8 字幕 MOVIX京都
2025年のアメリカ映画(134分、G)
人気シリーズの第4弾(パークを含めると7作目)にて新章
恐竜の遺伝子組み換え実験を行っていた島にDNA採取に向かう一行とその近辺で難破した家族を描いたSFスリラー映画
監督はギャレス・エドワーズ
脚本はデヴィッド・コープ
原題の『Rebirth』は「生まれ変わる」という意味
物語は、2005年のフランス領ギニアのサン・ユベール島にて、恐竜の遺伝子操作実験が行われている様子が描かれて始まる
そのエリアは厳格に管理されていたはずだったが、研究員のウィリアムズ(アダム・ロクスレイ)の不注意から密閉装置が故障し、それによってDレックスと呼ばれる恐竜が外に出てしまった
管理するインジェス社は管理を放棄し撤退
島は遺伝子操作された恐竜などが住む「立ち入り禁止区域」となってしまった
それから17年後の2025年、その島に生息する恐竜のDNAを欲しがる男が現れた
男はマーティン・クレブス(ルパート・フレンド)と言い、製薬会社の幹部を務めている人物で、恐竜のDNAによって新薬の開発に取り組もうとしていた
彼は元軍人の工作員ゾーラ・ベネット(スカーレット・ヨハンソン)に膨大な報酬を約束し、チームを編成させることになった
ゾーラはかつて軍にいた頃に10年ほど組んでいたダンカン・キンケイド(マハーシャラ・アリ)を訪ね、彼の仲間と共に目的を果たそうと考えていた
そして、恐竜研究の第一人者でもあるヘンリー博士(ジョナサン・ベイリー)を加えたメンバーでサン・ユベール島へと向かうことになったのである
一方その頃、彼らの進むすぐそばの海域では、海洋旅行を楽しむルーベン(マヌエル・ガルシア=ルルフォ)一家のヨットがあった
物語は、ルーベンたちがモササウルスに襲われ、その救難信号をダンカンの船が感知するところから動き出す
マーティンは無視して目的を遂行しろというものの、ダンカンは人命第一を譲らない
結果として彼らを保護し、そのまま島へと向かうことになった
だが、モササウルスと共にスピノサウルスも彼らの船に近づいてきて、彼らは岩礁地帯に突入し、島に上陸せざるを得なくなってしまう
ゾーラたちはは2時間後に設定していた救援隊との合流のために、島に設置されている研究所のヘリポートを目指すことになったのである
映画は、ゾーラ一行とルーベン一家が別行動を余儀なくされ、その先々で危機に瀕する様子を描いていく
ゾーラたちは目的であるDNAの採取を行いながらヘリポートを目指し、ルーベンたちは島に張り巡らされたパイプラインを辿って村を目指していく
そして、その過程において、島の様々な恐竜と遭遇することになるのである
基本的に「おバカ系ムービー」で、バカなキャラがバカな行動を起こして危機に瀕するというパニック映画で、人間と恐竜のどっちがバカなのかを競っている映画にも見える
冒頭のスニッカーズの包み紙が研究所を破壊するに至るように、その管理下でその行動はあり得ないだろうというツッコミが多数登場する
さらに、冒険を中心に描けば良いのに、ゾーラとダンカンの昔話を無理やりねじ込みつつ、ルーベン一家の軋轢みたいなものも描いていく
そうした安めのドラマが延々と繰り返されるので、あまり緊張感を感じないように設定されていた
この手のドラマがなく、ひたすらジャングルの中を疲弊しながらもサバイバルしていく方が見応えがあるのだが、ファミリー映画なので、無駄に思える逸話を緩衝材に使っている
緩急をつける意味合いでは良いと思うが、状況を考えると与太話をしている場合ではなく、全てが未知の世界で会話をしている余裕などはないと思う
映画は、遺伝子操作系恐竜が登場し、ラスボスとしてDレックスと呼ばれる「ほぼ怪獣」が登場する
無論、戦ってなんとかなる相手ではないので逃げるための策を講じるだけになるのだが、ここで「どこかに眠っていた真のラスボス(Tレックス)」の登場を期待した人は多かったと思う
それをやってしまうと過去作の焼き直しじゃないかと思われるが、見たいものを見せて欲しいというのが率直な感想だろう
本作に足りないのは「大型恐竜同士のガチバトル」であり、単に人間が逃避する姿を映しても何の醍醐味もない
あの研究所を木っ端微塵にぶっ壊して、残されていた燃料タンクが大爆発する中を逃げる、という方が迫力もあったと思うので、そういった方向に向かわなかったのは残念に思う
ドラマパートもゾーラとダンカンが過去話で感傷的になっても、その後の進展はほとんどなく、ヘンリーを見直して距離が近づくというのもない
さらにルーベンの娘テレサ(ルナ・ブレイズ)とザビエル(デヴィッド・アイアコノ)が密かに抜け出して情事になりそうな展開もなかったりする
お約束的でおバカなシチュエーションも足りないので、アトラクションムービーとして楽しめた人だけが勝ち組のように思えた
いずれにせよ、さらっと流されているイザベラ(オードリナ・ミランダ)が持ち帰ったアクイロプスのドロレス問題に全くふれないのは微妙で、冒頭で「赤道付近でしか恐竜は生きられなくなった」という解説は何だったのかと思ってしまう
おそらくルーベン一家の住んでいる地域はあまり気候的に逸脱しない地域だからOKだと思うのだが、恐竜をペットにして、その生態系から引き剥がすのはナンセンスだと思う
ドロレスが何を食べるとか、どのような修正があるかもわからない中で人の住むエリアに持ち込むことは危険であり、それが次作以降への伏線だとしても、エピローグでふれないのはナンセンスだろう
てっきり、エンドロール後にイザベルの地元で悪さをするドロレスが描かれてゾッとするみたいなオチがあるのかと思っていたが、そんなことはなかった
家族のエピソードが要るかどうかはそこまで重要ではないものの、彼らの家族へ描きたい内容が薄すぎてどうかと思う
ポンコツ彼氏が体を張って彼女を守って、父親が認めるみたいな時代錯誤なシナリオのために登場させているのなら無意味だと思う
そう言ったことよりも、恐竜に対して偏見を持つルーベンの思考を変えるとか、極端に恐れる家族に対して恐竜との距離を縮める役割を担うなどの「恐竜との関わりの中で意味があるキャラ」にした方がマシだったように思う
そうしたエピソードが重なることによって、ドロレスや仲良くなった恐竜たちがピンチを救ってくれる、というハートフル路線に向かってもよかっただろう
単に尺つなぎと場面転換のためだけに用意されているようにしか思えないのが残念で、用意された材料をきちんとうまく配置できていないのではないだろうか
全216件中、201~216件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。