劇場公開日 2025年8月8日

「面白かった! 最高にエキサイティングな新章の幕開け!!」ジュラシック・ワールド 復活の大地 Jettさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 面白かった! 最高にエキサイティングな新章の幕開け!!

2025年8月10日
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鑑賞方法:映画館

陸海空それぞれの恐竜のDNAを求めて舞台が変わっていく、冒険色の強いストーリー展開が秀逸でメチャクチャ面白かった

さすが『ジュラシック・パーク』1作目と2作目の脚本家デビッド・コープさんが満を持して帰ってきただけあるのと、その脚本を100%生かし切るギャレス・エドワーズ監督の力量の高さ、そして総合プロデュースがシリーズ生みの親スティーヴン・スピルバーグ監督、と最強タッグで作られた新章、面白くないわけがない
作り手が違うとこうも違うのかと思わされる好例かと思います

個人的に一番魅力を感じたのは映像、『ローグ・ワン/スターウォーズ・ストーリー』(2016)や『ザ・クリエイター』(2023)などでクールで独特の映像美を魅せてきたギャレス監督の手腕がいかんなく発揮され、全編にわたって映し出されるダイナミックで素晴らしい映像に惚れ惚れしました

特にお気に入りは陸海空の“海”のターゲットモササウルスのDNAゲットのくだり、『ジョーズ』(1975)のサスペンスフルな演出や『ゴジラ−1.0』(2023)の海上バトルなどを彷彿とさせる圧巻の映像が真っ青な空と海の中で繰り広げられ素晴らしかったです

そしてジュラシック・パークのテーマ曲が本当にいいですね、今回どこで流れるかと楽しみにしていたところ、陸海空の“陸”のターゲット大型草食恐竜ティタノサウルス達の群れが映し出される優雅で壮大なシーンに鳴り響き、最高に感動ものでした、正に永遠不滅の大名曲だと思います

そんな何もかもが素晴らしくゴージャスな中で極めつけは大冒険の主人公ゾーラ・ベネットを演じるスカーレット・ヨハンソンさんのキャスティング、子供の頃からジュラシックシリーズが大好きで役者になってからは出演するのが夢だったとして、今回スピルバーグ監督に直談判の直電をし、ようやく勝ち取った役、気合いの入り方はハンパなかったと思います、命懸けで特殊任務を果たす姿がメチャクチャかっこよかったです

スカーレットさんは個人的にも大好きな役者さん、メチャ綺麗だし、ハスキーボイスと話し方がすごく魅力的、アクションも似合う最高にカッコいい素敵な役者さんなので彼女が出てくるジュラシック作品にはいやがおうにも期待度MAX、それに数倍輪をかけて大満足の仕上がりに感銘を受けました

とはいえ、いくつかネガティブポイントはありました
・本作に巻き込まれるセーリング旅行中の家族のくだりって要る?
 筋と何にも関係ないし、T−REX出すための存在?
・ミュータント恐竜がもはやモンスターでちょっと萎えた、見た目は明らかに『エイリアン』(1979)のゼノモーフだし、あれが生まれる研究施設内も『エイリアン4』(1997)を想起させる
と思うところは少々あるけど、総じて最高にワクワクして楽しかったシリーズ再始動作、ゾーラの次の活躍が楽しみです

そして最後に、本作はジュラシックシリーズやスピルバーグ作品のオマージュシーンがふんだんに仕込まれているとのこと、初見時はそういったシーンを見つける余裕はないけど、もう一回観ようと思うので、その時はオマージュ重視で観ようと思います

Jett
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