「ジュラシック・ワールドシリーズでは一番よかった。」ジュラシック・ワールド 復活の大地 ザ・アナキストさんの映画レビュー(感想・評価)
ジュラシック・ワールドシリーズでは一番よかった。
ギャレス・エドワーズ監督でなければ不可能だったであろう予算と完成した内容に思う。
制作が発表された時あまりのハイピッチの制作期間と予算カットに正直不安を感じたがいざ見てみると内容的にはかなり面白かった。
元々このシリーズはストーリーにツッコミどころしかないSFだから特に内容には不満はない。いつものように繰り広げられる人間のドタバタ劇にいちいち文句は無い。脚本台詞と編集には多少不満もあったが少なくとも「ドミニオン」よりかは100倍マシだ。あれは本当に最初から最後まで意味がわからなかった。
今作で一番驚いたのは同監督にしては物凄くハイテンションなアクション映画だったこと。
いつものようにゆったり進んでいくのかなと思ったら良い意味で裏切られた。次々に緊張感のあるシーンが続く。それから後半はかなりSF方向に流れるが個人的にはギャレス監督ならこの流れは許せると思えた。これはスピルバーグさんもOKしたことでしょうし。CGに関しては公開前のCMを見た時は正直グリーンスクリーンにペラペラの恐竜貼り付けたみたいであまり好きじゃなかった。でも作品全体を通して見てみると意外とそうでもないというか。流石低予算映画「モンスターズ」で成り上がった監督。しっかり作ってある。確かに後半の崖のシーンの合成に粗いところもあったが映画を見ながら「キングコング」のことを思い出していたら何だかそういうジャンル物だし別に良いやと思った。というか何となく監督もワザと狙ってやったんじゃないかと思う。かなりスカルアイランド臭が途中からしていた。
全体を通して怪獣、SF映画大好き少年が好きなだけアクション盛り込みました!みたいな感じがして個人的には好感が持てる。
最近のジュラシック映画は必ずと言っていいほど賛否両論になるが今作は自分の中では上位に入るエンタメ作品だった。再び鑑賞しようと思う。ビジュアル的に十分楽しめる映画だ。最後登場キャラがあるものを持ち帰るのだがそれはダメだろと爆笑した。ギャグですか?ギャレスさん。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。