爆上戦隊ブンブンジャーVSキングオージャーのレビュー・感想・評価
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ブンブンジャーの方が弱いかな・・・
2025年劇場鑑賞138本目。
エンドロール後映像無し。夏映画の予告はあり。上映前にも同じの流れてましたけど。
ルパパトから戦隊ものを見始めたのですが、仮面ライダーほどはハマれず、今ドンブラザーズの1話目で止まっており、夏映画や今回のような映画でだけ観ている状態です。
キングオージャーは最初にデザイン見たときからキューレンジャー並みに各隊員のデザインがかっこいいと思いましたが、ブンブンジャーはいつものタイツの色違いだなぁという印象。中の人もキングオージャーの方がキャラ立ちしているなぁ、と。ドンブラザーズとキングオージャーの共演の時は濃いキャラ同士でバランス取れてるなぁと思ったのですが。
話自体はバランス良くキャラの出番があって良かったとは思うのですがはっちゃけ具合が足りなかったかなと。ただ、こういうスーパー戦隊単独映画にはなぜかない展開が、今回はあって珍しいなと思いました。
低予算映画の教科書
私はここしばらくスーパー戦隊から離れている。『ブンブンジャー』と『キングオージャー』はそれぞれ第1話と夏映画、後者のVS映画しか観ることができていない。それをご理解した上でお読みいただければ幸いである。
新しい挑戦を続ける仮面ライダーに対し、スーパー戦隊は伝統を重んじる。リアリティとは程遠く、芝居がかっていて、真っすぐに子どもを楽しませようとし、実際に驚くほど楽しい。まさに「外連味」マシマシの作品であった。
とにかく撮影がひたすらに良かった。レンズの使い分けもそうであるし、演者との阿吽の呼吸で動きがつくられている。
無駄なくすべてのショットがカッコよく、無駄なモノはどこにもなかった。
低予算な作品であることは明らかであるが、演出、その撮影の技術と、適切な音響の配置、脚本、演技と特撮の全てが絶妙にマッチしている。それによって低予算であることやリアリティの無さ、おかしみが問題とならないほどの勢いがあった。
とある人が近年の戦隊を非難する文脈で「学芸会」と呼んだそうだが、この映画のただひたすらに、子どもにカッコイイモノ・楽しいモノを観せる姿勢。地元の劇団が『オズの魔法使い』を演じてくれた時のあの感動を、超ハイクオリティな観劇を。それをもたらしてくれるあの業は、まさにプロが為せる業だ。しかもそれでいて「学芸会」に見せてしまう。それが上手さだ。
まさに「こういうのがいい」
安定感
VSじゃなくってタッグだろ、という最近の「VS」シリーズ展開を踏襲した安定のつくり。
短い中に両作品各キャラの見せ場を漏れなく用意、女性陣のアイドル的なシーンも盛り込み、ぎっしり押し込めていながらも展開の速さが心地よい。
ブンオレンジ・玄蕃と、スパイダークモノス・ジェラミーの二人のねっちょりした絡みトークが笑えました。
ネックは2作のTVシリーズだけでなく、映画『爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON!プロミス・ザ・サーキット』を観ていないと、ゲストヒロイン・惑星トリクルのニコーラ女王が誰なんだかわからないことかな(分からなくても話は通じますが)。
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