「「透明人間」に続くDV男からの逃走劇」コンパニオン galarinaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 「透明人間」に続くDV男からの逃走劇

2025年12月8日
PCから投稿

本作のリファレンスはDV男から逃れる女性を描いたサイコサスペンスの秀作「透明人間」ではないだろうか。
女性を思いのままに操り、言うことを聞かなくなったら自殺してみせて、彼女の精神を永遠に己に向けさせようとした男はかなり狂っていたけども、本作のジョシュもまた女を舐めくさった男としてその舐めっぷりが徹底的に描かれている。
「女はかわいくてバカがいい」というのをここまでドストレートに描かれると、こいつ早く死ね!と見る側の気持ちも高まるというものだ。笑
アンドロイドを演じるソフィー・サッチャーがすばらしい。
電源オン・オフの切り替えの演技やアンドロイドなのに何故か湧き上がってくる人間的な感情の揺れを見事に表現している。
最初の殺人が起きてから、登場人物の関係性がスピーディに入れ替わり観客を飽きさせない脚本も秀逸。

galarina
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