ジェイ・ケリーのレビュー・感想・評価
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映画の大スターの人生を振り返る旅
「マリッジ・ストーリー」、「ホワイト・ノイズ」のノア・バームバック監督の最新作。これもまた良作。
ジョージ・クルーニー演じる映画界の大スター、ジェイ・ケリー。そしてアダム・サンドラー演じる献身的なマネージャーのロン。
二人三脚でやってきた感じのお二人。
ジェイの娘を追った感じの突然の欧州旅行でそれぞれの人生を振り返ることに。
R60かも知れんけど、過去の決断に少なからず悔いがある人間には刺さる作品だろう。人生を否定するだけで終わらないエンディングも好きだった。
いかにも大スターなジェイだけど、全く嫌味がないのはクルーニーのなせる技だ。
コメディというのは違うけどヒューマンものとして良かった
2025年劇場鑑賞326本目。
エンドロール後映像無し。
ネトフリ作品なので当然パンフ無しで減点。
てっきり実在した俳優の伝記ものだと思っていたので、歌手はよくあって、監督はたまにあるけど、俳優の伝記は珍しいなぁと思っていたらフィクションでした。
最初の撮影シーンが、しずるのコントの雰囲気だけの映画みたいな感じだったので、1960年代くらいの話なのかな、と思っていたらバリバリスマホが出てきて面食らいました。ジェイ・ケリーが実在した人か検索した時にこの映画はコメディだという紹介を目にしたのですが、そこまで笑いの部分はないと思います。大御所とも言われる立場になったが娘とあまりうまくいっておらず、旧友だと思っていた人とのやり取りも加わって役者を続けるか迷っている男が、とりあえず娘の海外旅行をストーキングするために取り巻きを連れて追いかけるという話です。設定は完全にコメディだ。
ただ、主演のジョージ・クルーニーの持つ雰囲気でどうしてもコメディの楽しさより悲壮感の方が伝わってきて、笑いどころは皆無なのですが、色々あって最後の場面では自分もちょっとうるっときました。
ジェイ・ケリーの若い頃の作品として、多分シン・レッド・ラインとピースメーカーの映像が使われている気がします。他にあ、この映画も使われてる、というのがあればコメントで教えていただけると嬉しいです。さすがにバットマンはありませんでしたし、代表作のERもありませんでした。後何出てましたっけ・・・。あっオーシャンズシリーズか。
ひねりがない
プライベート・ジェットを持ち、
マネージャー以外にも専従スタッフを何人も抱える大スターが、
あるとき、37年前の、演劇学校時代の同級生と遭遇。
実は待ち伏せてたんだろうその男は、
ひとしきり思い出話をしたあとの帰り際に豹変し、
「あの時のオーディションの恨み」とばかり殴りかかってくる。
ここから主人公ジェイの思い出モード。
その時の真相は……
翌日、ジェイは、
夏休みを父親と過ごすことを拒絶してハイスクールの卒業旅行へ行った次女の後を追い、
仕事の予定をキャンセルしてヨーロッパへ行くと言い出す。
振り回されるスタッフたち。
皆の求めるスター像を
日常でも演じ続けるジェイ。
ひとり、またひとりと離れていく
スタッフ。
家族もまた、そうして離れていったことを
ジェイは思い起こす。
そしていちばん近くにいた
マネージャーのロンもまた……
ジェイはいったい、
どこへ辿り着くのか。
* * *
っていう話で、
ジェイに同情の余地はあるけど、
大スターになっちゃったらそうかもね、とか思っちゃう自分がいる上に、
ジェイの言動が身勝手過ぎて、あんまり感情移入できないのに加え、
ストーリーにひねりが足りない。てか、ない。
予想をまったく裏切ってくれない。
だから結末は、
そうねー、結局そうだよねー(棒)
でも実は、最初からあんまり期待はしていなかったので、
大きな落胆はなく。
じゃあなんで観にいったのかといえば、
他に観たいものがなさすぎて。
(あるいは観たいものと都合が合わず)
とりあえず、手練れの役者たちの演技を
映画館で見られただけでも、よかったのであります。
配信だけじゃもったいない
チーズケーキ
ぜひ映画館で
チーズケーキ
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