「バビロンのようでバビロンとは違う」ジェイ・ケリー ボブすさんの映画レビュー(感想・評価)
バビロンのようでバビロンとは違う
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ノア・バームバック作品はイカとクジラ、マリッジ・ストーリーのみ視聴済みで、どちらも自分の好みには合わなかったためあまり期待せずに鑑賞したが、今作は今年の新作の中でも一二を争う傑作だった。
カメラの前では役を演じ、公の場ではスター俳優を演じ、人生の全てを演じながら生きてきたジェイ・ケリーは素の自分を見失い、父、娘、かつての親友と、愛するすべての人から少しずつ拒絶されていく。それでも彼が演じる姿は数えきれない人々を魅了し、それは確かに大きな功績として残っていくという究極の映画讃歌だった。
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