劇場公開日 2025年11月21日

「ひねりがない」ジェイ・ケリー 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 ひねりがない

2025年11月23日
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鑑賞方法:映画館

プライベート・ジェットを持ち、
マネージャー以外にも専従スタッフを何人も抱える大スターが、

あるとき、37年前の、演劇学校時代の同級生と遭遇。
実は待ち伏せてたんだろうその男は、
ひとしきり思い出話をしたあとの帰り際に豹変し、
「あの時のオーディションの恨み」とばかり殴りかかってくる。

ここから主人公ジェイの思い出モード。
その時の真相は……

翌日、ジェイは、
夏休みを父親と過ごすことを拒絶してハイスクールの卒業旅行へ行った次女の後を追い、
仕事の予定をキャンセルしてヨーロッパへ行くと言い出す。
振り回されるスタッフたち。

皆の求めるスター像を
日常でも演じ続けるジェイ。
ひとり、またひとりと離れていく
スタッフ。

家族もまた、そうして離れていったことを
ジェイは思い起こす。

そしていちばん近くにいた
マネージャーのロンもまた……

ジェイはいったい、
どこへ辿り着くのか。

* * *

っていう話で、
ジェイに同情の余地はあるけど、
大スターになっちゃったらそうかもね、とか思っちゃう自分がいる上に、
ジェイの言動が身勝手過ぎて、あんまり感情移入できないのに加え、

ストーリーにひねりが足りない。てか、ない。
予想をまったく裏切ってくれない。

だから結末は、
そうねー、結局そうだよねー(棒)

でも実は、最初からあんまり期待はしていなかったので、
大きな落胆はなく。
じゃあなんで観にいったのかといえば、
他に観たいものがなさすぎて。
(あるいは観たいものと都合が合わず)

とりあえず、手練れの役者たちの演技を
映画館で見られただけでも、よかったのであります。

島田庵
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