「人の大切さを痛感」ジェイ・ケリー ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
人の大切さを痛感
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ジェイ・ケリーは映画俳優としてスーパースターだが、
マネージャーのロン始めスタッフや家族に支えられて
いてのことだということをすっかり忘れていて、
自己中心的・独善的であった過去の自分と
欧州へ向かうまた欧州での旅路で向かい合う。
序盤のティモシーと喧嘩に発展するシーンや
同時に賞を受賞することになったベンとの会話、
そして娘のデイジーやジェシカから疎まれる扱いを受け、
ひいてはロンからも決別を言い渡されることで、
ようやく自分の判断してきたことの過ちに気づくのだ。
この描き方が
コミカルであり、シニカルであり、実に味わい深いのだ。
やはりジョージ・クルーニーをはじめとする俳優の演技が
達者であることは間違いないが、
何より脚本と監督の演出も秀逸だ。
ラストもじんわり心に沁み渡り、
良い鑑賞後感とともに余韻が残る素晴らしい作品だった。
最近はNetflix作品を劇場で上映するので大変うれしい。
やはり映画はスクリーンで観ると体験価値が全然違う。
今後にも期待したい。
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