「オール・アバウト・ジェイ・ケリー」ジェイ・ケリー sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
オール・アバウト・ジェイ・ケリー
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スターは映画の中の役柄を演じる以上に、スター自身を演じなければならない。その葛藤と孤独を見事に描いている。
スターの座を勝ち取るために、地位を維持するために、ファンを魅了し続けるために、多くを犠牲にしてきた。友人から役を盗み、家族を省みず、スタッフを蔑ろにしてきた。ふたりの娘、それぞれから別々に浴びせられる言葉は辛辣でとても哀しい。
トスカーナでの授賞式の直前には、娘達はもちろん父親もスタッフ達も誰もいなくなってしまった。まさにひとりぼっち。森をさまよう。このそこはかとない孤独感。
それでも「ジェイ・ケリー」はスターであり続けないといけないのだ。
そして人知れず支えてくれる人が実はいるのである。
ジョージ・クルーニーがセルフパロディかと思うくらいにジェイ・ケリーを好演。アメリカ、ヨーロッパの若手&ベテラン実力派俳優が脇を固めてサポートしている。
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