「生き続ける精霊」フランケンシュタイン MARさんの映画レビュー(感想・評価)
生き続ける精霊
死の克服に挑戦するという外科医が、生命の創造に成功するが、その存在は自身の描いた物語を超越していき…といった物語。
倫理感のブッ飛んだヴィクターと、別の意味で倫理感のブッ飛んだエリザベスを中心に描かれる第一部。
周りとの軋轢を乗り越えやっとこさ生み出した生命…最初はホッコリする雰囲気だったが…いつの間にかかつての父の様な姿にハッとさせられる。
それでも、その叫び声に一度は戻ろうとした気持ちはホンモノだったのだろうか…?
そして何より彼の存在。
知性を与えてくれるのはやはり愛情か…(涙)ヴィクターのそれとは正反対のおじいちゃんとの関係にグッときた。
でも、最も刺さったのは狼と猟師の件で、憎しみはなくとも…終わることはない、の言葉かな。哀しいけど、名言すぎるでしょ。
話は現在に還り、終わることのできない苦しみの話や、生の創造!?はたまた死の創造!?…結局ヴィクターが望んだものとは?そして、真の怪物は…!?
…と言うような話が約2時間半、濃厚に詰め込まれたドラマ作品だった。言ってしまえば、予告編のような派手な展開はそりゃあもうね…。
別にそれを求めてた訳では無いから良いっちゃ良いが…改めて予告編職人ってスゲェな。。
そして穏やかな感じにしてるが、ゆうてちょっと前までアンタ破壊しようとしてたじゃんw
まぁでも、そこからのおじいちゃんの教えに繋がると言う意味では良かったのかね。
苦しくとも生き続けることの大切さや憎しみを越えること、人の倫理感を問う物語に心を動かされた作品だった。
んで今更ですが、別に彼がフランケンシュタイン…って訳では無いんですね。
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