劇場公開日 2025年10月24日

「はぐれ者への優しいまなざし」フランケンシュタイン アボカドかゆうまさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 はぐれ者への優しいまなざし

2025年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

ドキドキ

知っている古典がモチーフなためか、めちゃくちゃ新しくてヤバイ!という印象はありませんでしたが、社会から受け入れられない怪物的なはぐれ者への優しいまなざしに、いつものデルトロみを感じました。生みの親であるフランケンシュタイン博士に殺されかけ、命からがら逃げ込んだとある農家で、おじいさんに頭を撫でてもらう孫をみて、自分で自分の頭を撫でてみる怪物が切ない。彼がおじいさんのもとで本を読み言葉を覚え成長していくところがよかった。
エリザベスは多分あの時代にあって生きづらい女性だったと思うんだけど、おそらく結婚にも消極的で、怪物のことはどのような目線で愛していたのだろうか。同じ異端としてのシンパシーを感じていたのだろうか。そのあたりはちょっと分からないままでした。
ヴィクターの母や天使に使われる象徴的な赤い色、怪物に命が宿る際に口から心臓を駆け抜ける視点などはゲーム「デスストランディング」を思い出しました。作者同志も交流があるようですが何かオマージュ的なものがあったのだろうか。

アボカドかゆうま