「ギレルモデルトロ監督が彼独自の視点で捉えた25年ネトフリ製作作品。...」フランケンシュタイン　makuさんの映画レビュー（感想・評価）

ギレルモデルトロ監督が彼独自の視点で捉えた25年ネトフリ製作作品。19世紀のゴシック様式を基調とした美術が見事でこれを見るだけでも映画館で鑑賞する価値はあった。物語も生と死、父と子、贖罪の気持ちなどを深く味わえる分かりやすいエンタメ作品となっていた。怪物が決して死ねないので彼のこの先はどうなるのかと強く感慨深いものがあった。ジェイコブエロルディが物悲しくも分別のある心優しき怪物を熱演していた。怪物がラストに創造主ヴィクターを父上と呼ぶシーンは自然と胸が熱くなった。デルトロ監督らしい一流のエンタメ作品だった。