「知性と心」フランケンシュタイン まこやんさんの映画レビュー(感想・評価)
知性と心
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デル・トロ監督の新しい美学で描かれた
フランケンシュタイン。
親子の葛藤、知性、愛憎と愛情。
愛情の温もりが分からず乏しく
育ったヴィクター。
医者である父親を越えるにはと
創造と創作を繰り返し怪物を造りあげる。
ただ造りはしたが、どの様に接したら良いか
分からず。
思い出したのは父親からの暴力と知性の強要。
この辺りが人間の不完全さを感じる。
どれだけの凄い作品を造っても心持って
接するがどうかはその人次第。
ミア・ゴスのドレスは可憐で綺麗でお似合い。
怪物役のジェイコブ・エロルディ
196㎝もあるんだ、そりゃ迫力でるわ。
あの巨体でエリザベスと小声で思い出し
口にする姿は可愛い。
盲目のおじいさんとの優しい知性の学び方。
あそこが平和だった。
あの家に入った時『旅をしている』
と返答したのは良いなぁ。
人間の欲望で創作されたのは本当に
怪物なのか。弟にも怪物と言われた
創作主が怪物なのか。
与えられた環境と愛は其々の
心に引き継がれていき、息吹きが
芽生え本物の心になるのかもしれない。
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