「【重病の少女と”デス”の象徴である奇妙な鳥と、少女の母の関係性を描いた奇想天外、奇妙奇天烈なる”生と死”を描いた作品。”デス”の描き方がちょっと凄くってインパクト大です。良く考えたなあ、あの設定。】」終わりの鳥 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【重病の少女と”デス”の象徴である奇妙な鳥と、少女の母の関係性を描いた奇想天外、奇妙奇天烈なる”生と死”を描いた作品。”デス”の描き方がちょっと凄くってインパクト大です。良く考えたなあ、あの設定。】
■重病の少女、チューズデー(ローラ・ペティクルー)の元に死を司る鳥<デス>が飛んでくる。チューズデーは、ジョークで<デス>を笑わせ、いい加減な母ゾラ(ジュリア・ルイス・ドレイフェス)と最後の会話を交わすだけの猶予を貰う。
だが、ゾラはチューズデーを守る為なのか、ナント!<デス>にアルコールを掛けて燃やし、食べてしまうのである。ゴックン!
◆感想
・ナカナカにファンキーと言うか、奇想天外、奇妙奇天烈なる作品である。
・死を象徴する鳥<デス>が、様々な人の死を看取る(と言うか、鳥が来ると人は死んでしまう)シーンが幾つか続いた後に、<デス>がチューズデーと会話するシーンからの、ゾラのお腹に入ってしまった<デス>が、ゾラの身体に起こした変化。
天井までデカくなってしまったシーンでは、場内から笑い声が起こる。全くファンキーな母ゾラであるし、あれは罰かな?
・その後も、ゾラはチッチャクなったり、何だか可笑しなシーンが続くのである。特にゾラの胃の中の<デス>がゾラの口から外が見るシーンは、実にシュールである。
<今作は、重病の少女と”デス”の象徴である奇妙な鳥と、少女の母の関係性を描いた奇想天外、奇妙奇天烈なる”生と死”を描いた作品である。”デス”の描き方が、ちょっと凄いです。
生と死は、隣併せってことかな?と言うか、死は身体の中にいるってことかな?>
<2025年5月25日 刈谷日劇にて観賞>
コメントする