劇場公開日 2025年4月4日

「Big mama(物理的)。」終わりの鳥 やさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5Big mama(物理的)。

2025年4月14日
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鑑賞方法:映画館

笑える

幸せ

「適度にフリーな奴隷が俺だよ、お前だってそう。」
(作詞 坂本慎太郎 作曲 ゆらゆら帝国
2007年 ゆらゆら帝国「できない」より)

「死」と名付けられた彼(?)は辛い立場にいる。
神と名の付く者のように好き勝手死に誘える訳でもなく、辛そうな動物を見つけて世界中介錯して回る(ワンオペ)仕事は非常にハード。給料は不死か。
ゆ、ゆ、、ユニークな人間に出会って興味が湧いたのが災いし、ご挨拶も早々に気付いたら喰われてる始末。見た目の割に中身は愛嬌者だ。

そして母は強し。エリザベスの一世さんより強し。
ゾラは…若干エキセントリックだが、それも一つの家族の向き合い方で、明確な答えはない。

ゾラもデスも死んだ事がない。
初めて立ち会う「特別な死」はそれぞれの人生観に影響を与えた様に見えた。
これはハートフルなブッ飛び終活ダークファンタジーだ。

や