「独特」終わりの鳥 よしおさんの映画レビュー(感想・評価)
独特
人の最後(死)に現れる鳥(Death)
不治の病で余命わずかな少女チューズデーの前に、デスが現れた。どうやら、デスが現れると死ぬというのは認識されているようで、死期を悟ったチューズデーは、デスに小噺を聞かせ、母が帰って来るまで待って欲しいと説得する。彼女の事を気に入ったデスは、それを了承する。
死神といえば、大きなカマを持ったガイコツやろがいというイメージだが、デスは完全にコンゴウインコの姿をしている。人の言葉を理解し、自らも喋る。案外物分かりが良かったり、ヒップホップが好きだったり、死を迎える人の声が聞こえすぎて具合悪くなったりと、なんや憎めない奴だ。しかし、消えかかる声が聞こえたら、終わらせるため世界中を飛び回り続ける。なぜなら、彼が行かなければ、誰も死ねないからだ。
アイスキューブの曲を聴きながら、こいつが迎えに来て終わるんならまあええかなと思った。いや…ハシビロコウがいいかな。
少し独特な母娘と死神のお話でした。
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