「内容的に人を選ぶかもしれないがぜひ」終わりの鳥 yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
内容的に人を選ぶかもしれないがぜひ
今年103本目(合計1,645本目/今月(2025年4月度)6本目)。
いわゆる「予言をする鳥」の話はファンタジーものを含めて寓話などにも登場はしますが、それをテーマにしたお話ですね。
内容的にはここの紹介に書いてあるのがほぼ全てかな、といったところです(「チューズデー」というのは子の名前であることを最初に知らないと、まずここで詰むので注意。なので、基本的には原題タイトルを変えるべきではないということは言っていても、この件に関しては変えないと日本では意味がわからなくなりそう)。
時々見るタイプの映画で、広い意味では動物との交流という概念になりましょうが(鳥類まで動物にとった場合の話)、中世以降に伝わった「予言をする鳥」の寓話などを取り入れた点でわかりやすい展開でもあり良かったなというところです。また、想定されている国が明確に描かれておらず(アメリカ・イギリス合作であることは書いてあっても、映画内でどこかとは描かれていなかったはず。見落としたかな?)、おそらく北欧かちょっとマイナーなヨーロッパの国あたりが想定できますが(監督はクロアチアの方とのこと)、その世界観も良かったなというところです。
(ストーリー紹介にもあるのでネタバレはないですが)「死の宣告」や「難病」というようなちょっと重い話題を扱うので、映画館に娯楽を求めていくならおすすめはできませんが(来週だったかのパリピ孔明を待ちましょう)、何らかテーマ性がある映画が好きという方には激推しというところです。
採点上特に気になる点までないのでフルスコアにしています。
(しいていえばパンフレットがあればよかったかな。私がいったときにはなかったので…。売り切れなのか取扱いなしなのか、私が見落としたのか不明)