「親子ごっこの旅」KIDDO キドー bionさんの映画レビュー(感想・評価)
親子ごっこの旅
自称ハリウッド女優のママが突然やってきた。見た目は若くてクール。乗ってきた車はポンコツだけど、ニューシネマの雰囲気で逃避行にはもってこい。
父親が誰なのか、なぜルーが施設に預けられているかは全く語れないが、ルーを引き取って一緒に暮らすだけの生活力がカリーナにはないのは明白。
ハチャメチャな母親との冒険旅行は刺激的であり、母親との絆が深まりそうだけど、そんなに甘くはないよね現実は。
構造的には、『After Sun』に似ているが、『After Sun』ほど重苦しくもなく、ポップに親子が描かれている。
「0 or 100でなく、ちょっとだけママになってくればいい。」ルーの言葉が響く。そんな作品でございます。
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