「個々気になる点はあるものの推せる作品」6人ぼっち yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
個々気になる点はあるものの推せる作品
今年118本目(合計1,659本目/今月(2025年5月度)3本目)。
詳しい地理関係は、すでに先行されている方が書かれているので(りあのさん)、その部分に限っては飛ばします。
いわゆるご当地映画ですね。広島市に戻ったのもコロナが収まった2023年だったので2年ぶりにまた映画館のスクリーンで見た形になります。東京から修学旅行で広島市に来て、その広島市の自由行動でそれぞれが好き勝手な行動をとりつつ、ある問題につきあたり団結するというタイプの、まぁひろくいえば自分探しもの、といったところでしょうか。
ただ、広島市をテーマにした(2025年時点で、東京の高校(「東京」は明確に出る)から修学旅行で広島に行くのは珍しい?今なら公立高校でも普通に海外などありそう。特に2024年以降コロナが収束してからは)割に、出てくるところが妙に偏っているのが気になったところです。
原爆ドーム、平和記念公園、厳島神社(宮島)、広島城などはまぁ定番ですが(厳島神社は広島市内ではないので注意。JRか路面電車の2択になる)、それ以外、やや地理関係に詳しくないと厳しい(お好み焼き屋は実在する場所で(本店がそこで、いくつも支店がある)、その後の描写から胡町の本店であることがわかるし、宿泊しているホテルも存在するところ)ところが好みが分かれるかな、といったところです。すでに記載されていますが、バッティングセンターは割と謎です(カープの練習場か何かで縁がある場所?)。
※ 東京の高校生の修学旅行だと(中高生のどちらかは最初明確にされないが、高校生であることは後で明示される)、府中町のバルト(イオン系のショッピングモールもある)にも行かないかなぁ…(映画の作成時点ではまだ広島駅のmovix広島は存在していない?)。
映画としては「自分探し」というような考え方や、いわゆる青春を描く部分もあれば、ご当地ネタもあるし笑えるところもあるし、やや配分が惜しい(配分というより、若干短い映画ではあるのは確か)かなといったところですが、それほどハズレ枠でもないように思えます。
採点に関しては以下まで考慮しています。
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(減点0.2/宿泊のホテルで枕投げに関して)
位置関係から、原爆ドームの近くのホテルであることは明確にされますが、小学生の修学旅行じゃあるまいし、「位置関係」を考えたとき、そこで高校生が枕投げに興じてうんぬん、というのは描写としてどうかな(ただ、冒涜行為ではないし、高校生の修学旅行ならギリギリまぁ「空気を読もうね」は言えるか、程度か)…とは思いました(ただこの点は後でトリガーになる部分が実は存在し(ネタバレ回避)、あまり引けない部分はある)。
(減点0.2/心裡留保と相手方対抗要件)
心裡留保による意思表示は、善意無過失の相手方に対抗できません(第三者は善意のみで足りる)。
(減点0.1/宮島に行く話は出るが何も出てこない)
この点、錦帯橋(山口県岩国市。広島の修学旅行では時々セットにされやすい。本当は広島県内ではない)等であればともかくも、JR等でも500円ちょっと(フェリーも足してももう少しか)の宮島を映さないのは、宮島(廿日市市)との権利関係なのか何か不明ですが、そこは写真の一枚でも入れても良かったのでは…と思います(ほか、修学旅行の「お小遣い」で買うか微妙でしょうが、広島市をテーマにした修学旅行もので、もみじまんじゅうの話も出ない(JR広島駅はもちろん、販売しているお店はかなり多い)等、妙な偏りがある)。
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