6人ぼっち

劇場公開日:2025年5月2日

6人ぼっち

解説・あらすじ

修学旅行で同じ班になった、それぞれひとりぼっちな6人の高校生たちの交流を描く青春ドラマ。

クラスに友人がいない加山糸は修学旅行前の班決めで、同じく誰とも組むことができずにいた5人と一緒に班を組まされ、班長まで任されてしまう。メンバーは、自己中心的な馬場すみれ、ガリ勉タイプの新川琴、自慢話ばかりの五十嵐大輔、気が弱すぎる山田ちえ、そして不登校の飯島祐太郎。修学旅行先の広島で、ギクシャクしながらも班行動が始まり、6人それぞれの行きたい場所を順番に周ることに。バッティングセンターやSNS映えするカフェを巡るうちに、彼らの間に少しずつ仲間意識が芽生えはじめる。しかし、あることをきっかけに思わぬ事態が起こり……。

テレビドラマ「その着せ替え人形は恋をする」の野村康太が班長・加山役で主演を務め、吉田晴登、三原羽衣、松尾潤、鈴木美羽、中山ひなのが班員役で共演。「ハケンアニメ!」の脚本家・政池洋佑が企画・脚本を手がけ、俳優の傍ら映画制作を続ける宗綱弟が長編初監督を務めた。

2025年製作/85分/G/日本
配給:ギグリーボックス
劇場公開日:2025年5月2日

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映画レビュー

3.5屈折→まっすぐフレッシュな青春

2025年6月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ガリ勉、ネガティブ、空気読めない、引きこもり、陰キャ、自己中、
それぞれの特徴ある&ぼっちな高校生6人が
修学旅行の自由行動を機に距離が近づき、
やがて友だちになっていくプロセスを描く青春ドラマである。

修学旅行前はいかにこの6人がぼっちかを描き、
広島への修学旅行で徐々に距離を近づけていく
6人それぞれの群像劇とも言え、
ひとりひとりへのスポットの当て方が実に秀逸であった。

6人のキャラがそれぞれリアル。
こういう高校生はきっといるし、高校生に限らずきっといる。
そういう人たちが感情移入できると思うし、
陽キャと思われている人々も陰の部分はきっと持っているので、
感情移入できる人は多いと思われる。

かく言う私もそうだ。
6人それぞれの個性を自分も持っていると思うし、
それでいいと思っている。

お互いがお互いのことを理解して距離を縮めていくのが良いのだ。
これがコミュニケーションの本質だと感じる。
表層的ではない、きちんと個に触れる、思いを通わせるのが
コミュニケーションだと思う。

そういうことをあらためて気づかせてくれる作品だし、
気持ちの良い描き方&締め方をしているので、
鑑賞後感も実に良い。

若い方のみならずいろんな方に観て欲しい作品。

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ひでちゃぴん

4.5こういうのにとても弱い

2025年5月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本作に登場するのはクラスでぼっちとなっている6人。修学旅行の班決めであぶれた者たちが修学旅行で同じ班の自由行動する姿が描かれる。
友達がいない6人だからコミュニケーションが上手いわけでもない。個人行動でいいんじゃないか?という雰囲気を変えたのは班長の下手なバッティングというのが面白い。下手なのに一所懸命にがんばっている彼を応援したくなる流れから皆の距離が縮まるところが微笑ましい。人は誰かががんばっている姿に感動し、応援したくなる。だから甲子園や箱根駅伝の人気があったり、アイドルや俳優、バンドの推し活が盛んなのだ。そんな日本社会を思い起こさせる流れだった。
そこからは6人が行きたいところを訪れながら、徐々に仲良くなっていく。つまらないプライドや不登校問題といったトラブルを経るあたりはロードムービーっぽかったりする。結構ベタな展開だし、無理のある設定もあったりする。でも、なんかいい。6人がそれぞれにそれなりに頑張ってる姿に感動して、最後はきっちり泣いてしまった。やはりこういうのにとても弱い。
先生を演じていた賀屋壮也は金八先生のような見た目(服装や髪型は完全に寄せてる!)なのに、正反対の対応。こんな人間の気まぐれで物事は動いていくんだよな。なかなかいい味を出していた。
学校での班分けはとても残酷なものだ。クラスにおける自分の立ち位置を思い知らされるから。自分にも班分けであぶれてしまう同級生がいた記憶はある。現実にはこんな奇跡は起こらないけど、この映画で少しでも勇気をもらえる若者がいたらいいなと思う。

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kenshuchu

4.0かつて通ってきた時代だから

2025年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

小説や映画のほとんどは、自分が体験をしたことのないことが描かれるから、ワクワクもどきどきもする  高校生を描いた本作は、かつて自分が通り抜けてきた時代であるし、まったく架空のできごとではないだけに、懐かしくも、また応援したいという気持ちをずっと感じていた  「ぼっち」であることが認められつつあるとはいえ、「孤独」にはなりたくないという思いは多くの人の底流にある  自分を認めてもらえれば、相手も認めようとする思いは、昔も今も共通していると思う  できすぎている、という意見があっても、完結出来てとてもよかった  通信だのサポート校だの、やり直しのできる場は最近はある  選択肢があっても、今のクラス今の学校で解決できたこと、そのような可能性を信じたい
(5月15日 なんばパークスシネマにて鑑賞)

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chikuhou

5.0タイトルなし

2025年5月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

俳優は素人っぽい人が多いけど、まず脚本の企画がリアリティあり、泣ける話だった。6人ぼっちというコンセプト、それぞれのキャラ、うまい。動画をうまく使っている。

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えみり