「IRAを背景としたことで増す苦み」プロフェッショナル La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
IRAを背景としたことで増す苦み
まず僕は、リーアム兄さん(ニーソン)主演と言うだけで劇場に足を運びます。だから、現役を引退して今や静かに暮らす凄腕の殺し屋が已むに已まれず再び銃を取るという兄さん得意のパターンに文句はなく、それだけで満足です。しかし今回は、1970年代のIRA(アイルランド共和軍)の闘争を背景とする事で格段に苦みが増し、老いの悲しみが響きました。兄さん、渋い~。
ただこの邦題は安っぽく、本作の重要なテーマでもある「罪と罰」のモチーフを生かした原題に寄せられなかったものか。
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