「ほぼ闇」JOIKA 美と狂気のバレリーナ 流離いのオオハシさんの映画レビュー(感想・評価)
ほぼ闇
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映画序盤のフラッシュにはご注意を。
その後は終始暗い画面が続き、ついついうたた寝も……。
主人公ジョイのボリショイでの辛い日々が、これでもかというほど描かれる。
タリア・ライダーの憂いに満ちた顔のアップを、ひたすら受け止める。
美の世界の裏側は厳しい・・・
ボリショイ・バレエが名門であることは明らかだが、
ジョイのメンタルが壊れてもボリショイに居続ける、
その強い思いの背景をもっと知りたかった。
夫への扱いは本当にひどいが、
「結婚するしかない!」と追い込まれる気持ちもよくわかる。
ジョイ・ウーマックご本人が映画に関わっているようだが、
この内容でOKしたということは、本当にひどい思いをしたのだろう。
ボリショイには他にも闇があるようで、そちらも気になった。
最後に少し報われるシーンがあるが、それをぶつ切りにされたところがまたどうも・・・。
最後までムナクソ気分を味わった。そういう題材なわけだが。
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