スリーピング・スワンのレビュー・感想・評価
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幸せの象徴
白鳥のように眠る人々へのフォーカス
東日本震災で妹を亡くした佐藤そのみ監督が、 文化庁が主催する「若手映画作家人材育成」で撮った30分の短編映画。NDJCではこれまでに89名が短編映画を完成させ、そのうち4割を超える作家が商業長編映画監督としてデビューしたそうです。
「スリーピングスワン」とは、眠る白鳥のヨガのポーズ。
白鳥は水上や草むらなどで眠り、夜間は天敵から身を守るためにこのように眠るとのこと。
前作は震災がテーマでしたが、今回は”性”に関するトラウマ、自分の性的なものへの嫌悪を見つめ、この物語を書き始めたそう。観た人の傷を抉るものではなく、包み込む作品にするにはどうすれば良いか考え続けていたとのこと。
30分の短編でこのクオリティ、彼女が長編を手掛けたらどうなってしまうのか観てみたいです!
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