「恋愛ホラー」事故物件ゾク 恐い間取り odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
恋愛ホラー
前作を観たと思っていたが、観たのは「変な家」でした、変な間取りは死体を隠す為では無いかと言うホラーでしたが、本シリーズはお笑い芸人・松原タニシさんが自身の体験をもとにした話、ただ、間取りについてはタイトルにするほどの不自然さは無かったですね。
確かに2作目ですがゾクは続ではなくゾクッとする意味合いだそうです、主人公も違うのでストーリー的には本作が初見でも支障ないですね。
事故物件とは劇中でも不動産屋(原作者の松原タニシ)が言っていましたが買主や借主が心理的な抵抗を感じるような履歴(心理的瑕疵)がある物件を指す俗称だそうで、自殺があった物件、他殺や事件に巻き込まれて亡くなった方がいた物件、発見が遅れ特殊清掃が必要になった孤独死や自然死の物件 で、賃貸借契約の場合、原則として事件・事故発生から概ね3年間は告知義務があり売買契約の場合は期間の定めなし、一方、自宅での一般的な病死や自然死は、原則として事故物件には該当せず、告知義務もないそうです。
確かに安くなりますので背に腹は代えられない貧乏人には選択肢かも、ただ東京ではマンションが1億円越えと異常な高騰ですから、需要は貧乏人に限った話ではないのかも、ネットでは大島てるさんの事故物件の情報提供ウェブサイトが結構、話題だそうで、対象となる物件の住所や部屋の番号、死因などを公開、 以前は東京都内やその近郊でしたが、現在は日本全国の事故物件けではなく、海外の事故物件も掲載されているそうです。事故物件が映画になるくらいだから変な人がいても不思議はないですがね。
いわゆる、その部屋の死者の亡霊が出るという怪談ものですが、運命の上京だったというひねりは奇抜、ただホラー演出は月並みで怖さは今一、タレントや俳優に憧れる男女の出会い、ロマンスの方がメインかなと思える恋愛ホラーでした。
