「悲しい」ただ、愛を選ぶこと　吉泉知彦さんの映画レビュー（感想・評価）

　お父さんが全てを諦めて材木の管理の仕事をしていた場面が悲しい。子どもがタブレットのせこいゲームに夢中になっている場面は、僕も負けた気分になる。しかし子どもたちに学校を牢獄呼ばわりしていたのはとてもよくない。

　社会と隔絶させて子育てしている様子は宗教2世的な、価値観の押しつけでもある。お母さんがいたらどうだったのだろう。しかし、あそこまで子どもと向き合って生きるのはすごい。

　最初の最初からお母さんが死んでずっと悲しいままだ。家は結局売れたのだろうか。家に戻ったら家具などそのままだったがどうなっているのだろう。

　子どもがみんなものすごく聞き分けがいい。うちなんか大人の言うこと何にも聞かない。どうやって躾ていいのかさっぱり分からない。また、畑に蚊はいないのだろうか。なんの対策もせずTシャツ短パンで過ごしている。もし虫よけの薬品を使っていたらショックだ。