「怪演と劇場とのシンクロの恐怖」爆弾 MP0さんの映画レビュー(感想・評価)
怪演と劇場とのシンクロの恐怖
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今年2025年は映画が邦画も洋画もアニメも豊富で、とても気になる作品の全ては行けそうにない…と諦めて、劇場で迫力ある大スクリーンと音響、集中できる環境で観るべき作品に絞って公開日から時間が経って鑑賞する事に。
まずは兎に角、不気味で気持ち悪い容疑者を佐藤二朗(スズキタゴサク)を怪演!!
警察の取り調べに対して霊感やゲームと称して刑事や警察を揺さぶる…
カメラワークの工夫と、役者の演技、薄暗い取調室≒劇場でどこに集中すべきかが誘導されている不気味さ。
いつ爆発するか、ヒヤヒヤしながら鑑賞しました。
原作は未読ですが、語られた話に嘘と本当が混じり合っているんだろうなと思いました。
それが想像とリアリティが結びつき、恐怖さえもリアリティを感じさせます。
渡部篤郎演じる清宮、山田裕貴演じる類家の刑事ペアも良かった。熟練の刑事が、若手の才能を認めて上に掛け合う姿は組織の上下関係を際立たせ、しかしトップダウンではなく、下剋上でもなく、規律を守る物語の美しさでもある。
物語は驚きの連続だが、本作だけで終わらせてしまうには勿体無いキャラクターばかり。前日弾などのスピンオフもできそうなくらい魅力的だと思いました。
というか、オープニングとあの引きは後日談を想像させる間として完璧だと思いました。
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