「一見破天荒なジェヒの限界をちゃんと描いたリアルさ」ラブ・イン・ザ・ビッグシティ 村山章さんの映画レビュー(感想・評価)
一見破天荒なジェヒの限界をちゃんと描いたリアルさ
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どうしても美男美女だからこそ成立している部分が大きいなとは思ってしまうが、主人公2人に好感を持たずにはいられないし、「いくらなんでもキス激しすぎじゃね笑笑」と突っ込まずにはいられないキム・ゴウン=ジェヒの余計なお世話っぷりに笑ってしまった時点で、この映画に惹き込まれていたのでしょう。ジェヒが破天荒で自分のペースや価値観を持っているようでいて、こと恋人ができると男性に合わせてしまったり、就職すると社会に同化しようとしてしまったりというのは非常にリアルで、ただ理想化されているわけではない等身大感がとても良い。映画の中で省略されているせいでもあるのだが、正直、最後の結婚相手はフンスが「なんで結婚なんてするんだ」と言っていたこともあって、これまでの交際相手よりまともそうに見えるだけで、本当に信用できる相手なのかどうかは疑っています。たぶんあの夫婦は3~5年くらいで離婚するんじゃないかと思っているけれど、まあフンスがいるからどんな困難も乗り越えられるんじゃないか。
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