「「起承転結を出し過ぎでしょ」と言いたくなる映画予告を見て、ある期待...」ラブ・イン・ザ・ビッグシティ hiroishiさんの映画レビュー(感想・評価)
「起承転結を出し過ぎでしょ」と言いたくなる映画予告を見て、ある期待...
「起承転結を出し過ぎでしょ」と言いたくなる映画予告を見て、ある期待を持って観に行き、ほぼその通りの映画でした。その期待とは「バブルの頃の日本の若者に近似した感性が見られるかも」というものです。スマホのやり取りをしているので時代は今の韓国ですが、カッコ良さの基準、キャンパスライフ、ステイタス、ブランドへの価値観や、カラオケや居酒屋、クラブでの酒の飲み方、ケンカ、オイルライターネタで会話ができるといったコミュニケーション&スタイルは正にそれであり、そこに描かれた物語はシナリオ、演出、なにより気づけば、この「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」のいうタイトルセンスさえ、昔のドラマ「東京ラブストーリー」と同じじゃありませんか。期待通り、それら感性群に十分に浸ることができました。一方、ゲイの方々の相手への愛情の質は男女のそれと変わらないのだなと改めて(新たに)感じた次第。そのフンスですが、凛々しい姿と親友思いの行動は「男が惚れる男」であり(笑)、愛らしく自由なジェヒとの少し変わった関係を楽しく、時には切なく、総じて清々しく生きてきた二人に「頑張れよー」と最後は友達のように大きく手を振りたくなる。そんな気分になれる映画でした。
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